それでもいいよ。
ナブナ n-buna
それでもいいよ。
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幼年期: 🤝それでもいいよ。─Vo.木綿とーふ
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🤝Lyric
忘れただけ 忘れただけ
幸せの作り方を
森の奥で君と二人
おかしな家を見た
盗んだ財布で凍えた日々の暖を取って
心の温度感も全部無くなっていた
「それでもいいよ。泣いたらいいよ。
いつか叶うんだよ。
ねえ、グレーテル、あんたに強がりなんて似合いやしないよ。
明日になって、空の向こうに
綺麗な月が昇ったら世界を奪いに行こう。」
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🤝Story
「あんたたちっ、やくそくやぶったのね!?」
お昼寝から起きた舞雪ちゃんは、案の定カンカンに怒っていた。本の住人たちは皆、彼女の剣幕に恐れおののいてページの隅へと我先に移動する。その様子がおかしくて、夜子は声を上げて笑った。そして、新しい秘密の仲間に、小さな手のひらを差し出した。
「ひかるくんとあさひくんも、なかまね」
「おう!よろしく!」
「……よ、よろしく」
躊躇することなく夜子の手を取った光くんとは対照的に、旭くんはまだ泣きそうな顔をしている。夜子はちょっぴり首を傾げると、指先だけが触れている旭くんの手に、自分の手のひらを滑り込ませた。
「わっ、わっ……!」
「なかまなんだから、あくしゅ!」
ぶんぶんと手を振る夜子に合わせて、旭くんの体もぐらぐらと揺れる。本の住人たちは、心なしか彼の顔が赤くなっていたことに気がついたが、誰も何も言わなかった。
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🤝Tag
#ナブナ #それでもいいよ
#Happy_LIFE_22
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