〈第3話〉愛と狂気は紙一重【前編②】
台本:由季 BGM:『BGM180128 ピアノ / アンニュイ / 憂鬱 』HomeMadeGarbage SoundTracks様
〈第3話〉愛と狂気は紙一重【前編②】
- 14
- 1
- 0
【CEA】〈第3話〉愛と狂気は紙一重【前編②】
事務所内は何とも言えない空気に包まれていた
3人の前には先程の来客であろう、少女が座っている
?「私からのプレゼント、気に入ってもらえたかしら?」
オリヴァー「えぇ。じっくり拝見させて頂きました。」
?「よかった!私、本当にあなたたちにお会いしたかったの。気に入ってもらえなかったら、首を切って死ぬつもりでしたのよ?勿論、あなたたちにご迷惑はおかけしませんわ。ここから離れたずっとずっと遠い異国の地で、ひとり寂しく…」
オリヴァー「そうならず残念でした」
?「オリヴァー様って辛口なのね。そんなところも素敵だわ!お兄様とお呼びしても?あ、申し遅れました、私はティナ。聖ルナリア女学院に通う、か弱き乙女。……そして、あなた達のファンです」
クレア「………………え?」
ティナ「クレア様、何を驚いてらっしゃるの?私、あなたの手腕に酷く惚れ込んでおりまして!是非とも間近で見学したいくらいですわ?」
クレア「そうじゃなくて、」
レイ「…………何故、オリヴァーをお兄様と?」
ティナ「レイ様!私、あなたのような淑女になるべくお勉強しているんです!そして、あわよくば!お近づきになりたいわ!ああ!それと、お兄様の件ですね!?よくぞ聞いてくださいました!!!!それはー、その……」
先程までの勢いはどこにいったのか、急に塩らしくなるティナ
どうやら恥ずかしいようだ
ティナ「……………私の理想の兄にぴったりなのです…これは運命…神様は私を見捨ててはいなかったんだわ!!?」
そして、また勢いが戻る
セオ「………理想の兄ねぇ。」
ティナ「セオ様にも妹様がいらっしゃるのでしょう!?お会いしたかった…!どこにいらっしゃるの!?」
セオ「………………」
ティナ「セオ、様?」
Comment
No Comments Yet.