59その2
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59その2
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⭐「頼むよ、壱くん。僕じゃ透けてとれないし……君だけが頼りなんだ。」
⭐彼はそう言うと、しぶしぶ遥くんの上にのり、僕が見つけた紙をとった。遥くんから降り、三人で確認してみると、その紙には、黒い大きな文字でこう書かれていた。
『屋』
裏には、赤い『ッ』で埋め尽くされている。
⭐「そうだね……とりあえず、わからないから、この紙のことは置いておこうか。二人は、何か見つけたかい?」
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