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⭐壱くんはズボンのポッケから、ピンク色のスマホを取り出す。遥くんが見つけた充電器を挿すと、搭載されているプラグとピッタリと合った。
⭐「壱くん、棚の後ろ側にあったよ。」
⭐少し充電され、表示された画面の右上には、圏外と書かれており、壱くんは、残念そうに項垂れた。
⭐真っ黒な画面はロックされているようで、真ん中には、こう書かれていた。
『ま3 か1 た3 か3 や1 た3 な5 か3 ま2 は1゛わ5 か5゛ あ3
□□□□ 』
⭐「数字入力をするみたいだね……これもわかるかい?壱くん」
⭐「ひょっとしたら……司ちゃんのことかもしれない。」
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