20.忘れていた過去
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20.忘れていた過去
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お母さん「千歳、いいですか。私たち鬼はこの鬼姫の力を人間に、咲蘭に渡してはなりません。」
幼少期千歳「はい、お母様。」
お母さん「私達はラトリアの人々を攫い苦しめてしまいました。その罪を償わなければなりません。それを成し遂げるまでこの力は封じ込まなければ…。」
幼少期千歳「…はい。」
お母さん「…全て、全て忘れるのです。鬼のこと、貴方がだれであるのかも全て…全て忘れるのです。こうすることでしか、もう鬼は生きていけなくなってしまいました。変わってあげられることなら変わってあげたかったのですが…、無力の母でごめんね。」
幼少期千歳「お母様、どうか気になさらず。忘れてしまっても私はお母様を、…みんなを愛しています。」
お母さん「……ありがとう、千歳。大好きよ。」
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