第4章 25話
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第4章 25話
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道中に出会った2人のおかげで転落を防ぐことが出来た2人。教会に行くまでの道のりで伝説について聞くことにしたようだ。
「「魔法のあめ」?……そんな大層綺麗な名前の伝説があるんやな…」
「俺らが知ってるのはさっきの人雨崖みたいにオカルト系のものばっかだからね…」
「そっか…それじゃあ仕方ないね……
ところで君達はなんの妖怪の類い…?」
「私はフランケンシュタインなんよ」
「ぼくらはみいらだね、けがしたときはいつでもほうたいだせるよ〜。ほら〜。」
「すごい長い……」
「ひっかからんように気ぃつけなよ…」
「ハーイ!」
「そういえばお2人はどうしてあそこにいらっしゃったんですか?」
「あの近くに、オカルト研究室みたいなところがあるんよ。普段はそこにおるん。で、たまにさっきみたいに行き止まりって言ってるんよ。」
「あそこ、1週間に1人は落ちてるから……なんであんなに落ちるんだろう…」
「今はその人雨崖の研究みたいなことをしとるん。興味があるんやったらあんさんらもおいでな?歓迎中なんよ。」
「あーっ……か、考えておきます……」
「ゲンチトッタカラナ!!」
「こ、怖……」
「だいじょうぶだよ〜。もしかしたらこわ〜いおばけにつかれたりするかもだけどね〜。」
「こらこら、あんまり2人をびびらせたらあかんよ。」
「なんか、2人がごめんね……あ、ほら。教会はあそこだよ。」
「本当だ…!ありがとうございます…!」
「いえいえ、2人共気ぃつけなよ。」
「またね〜。いつでもおいで〜。」
「う、うん……」
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