廃村の話 - Ⅲ
DE FACTO-WONDERLAND
廃村の話 - Ⅲ
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デ フ ァ ク ト ワ ン ダ ー ラ ン ド
八尺様 - Ⅲ
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ルーク「ぅ、ぐ……」
ジャック「ルーク先輩!!」
ルークは、咄嗟にジャックを庇う。
腹部から大量に流れる血と、ズブリと深くにまで差し込まれたナイフ。
リ繝ェ繧「「ッアハハ…ハハハ…」
ヴィル「ルーク!?」
リリアに似た悍ましい存在は、高笑いしながらゆっくりと姿を変えていた。
ルーク・ハントという人間を嫌でも知っているレオナは察した。
彼はあの化け物の攻撃を、ジャックを庇ってもなお避け切れていたということを。
そして、彼はここで犠牲になるつもりなのだということを。
レオナ「…ッチ、おいテメェら逃げるぞ。」
ルーク「察しが良くて助かるよ、獅子の君。ここは、私、に任せて、さぁ!!」
ヴィル「馬鹿言わないで!」
レオナ「ヴィル!!」
ルーク「ヴィル!!夢から、目が覚め、たら、真っ先に君に逢いに行こう。約束するよ」
レオナ「信用ねぇ副寮長を選んだならヴィル、お前はここに残れ。俺は逃げる」
ジャック「…ック、」
ヴィル「…約束を守らない人間は嫌いよルーク。」
覚悟を決めて逃げ去った麗しい寮長を見送り、その後ろ姿に優しく微笑んだ。
ルーク「ウィ、毒の君。……さぁ、お待たせムシュー・好奇心。いや、Ma Belle。君の探究心を満たしてあげよう。」
あれから幾度か追いかけられては、逃げて、隠れて。
みつかっては、逃げて、隠れて。
この鬼ごっこを繰り返していると外はもう夕暮れになっており、蝉のうるさい鳴き声も、ひぐらしの鳴き声に変わっていた。
そうして、あるものを見つける。
茜色の空にうっすらとガラス状のシールドのようなものが見えた。
ヴィル「!ッ結界は、あれね!」
ジャック「ッスね!後、もう少しだ!!」
レオナ「目が覚めたら真っ先にあの草食動物を砂にしてや」
その時だ。
『『ねぇ』』
『おじたん?どこいくの?』
『ヴィーくん、そっちじゃないよ』
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【CAST】
レオナ・キングスカラー(CV:翠琴)
ジャック・ハウル(CV:粧子)
ヴィル・シェーンハイト(CV:棚ぼた。)
ルーク・ハント(CV:yu-zen)
リリア・ヴァンルージュ(CV:星桜)
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