廃駅の話 - Ⅱ
DE FACTO-WONDERLAND
廃駅の話 - Ⅱ
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DE FACTO-WONDERLAND
デ フ ァ ク ト ワ ン ダ ー ラ ン ド
きさらぎ駅 - Ⅱ
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ふわりと柔らかい髪が、上下に揺れる。
息を深く吸って、ユックリと吐く音。
エペル「ぅ……ッ漢は度胸、漢は度胸!!っしゃぁ、降りんべよデュース!!」
デュース「お、おぉ!!」
勇ましく電車から降りてホームに向かう彼たちを、ウツボは楽しそうに見つめている。
ジェイド「ふふふ、頼りになる1年生達ですね。」
トレイ「なんだか楽しそうだな、ジェイド…」
ジェイド「ええ。こんな体験初めてですから、ドキドキします。」
トレイ「ははは…」
トレイはウツボ…もといジェイドの、心から楽しんでいるような声色に苦笑を浮かべた。
デュース「やっぱり、監督生の話の通り駅員もいなければ時刻表もないですね。」
エペル「でも、この駅名標にある、隣駅の『やみ駅』と『かたす駅』ってなんでしょう?」
トレイ「聞いたことない駅名だな。」
ジェイド「やみ……かたす……」
デュース「ジェイド先輩、心当たりが?」
ジェイド「いえ…幼い頃に珊瑚の海のアトランティス図書館で読み聞かせてもらった物語に出てきた言葉だったもので。」
ジェイド(確か、東方では死後の世界である『黄泉』と関連する場所だったような…皆さんには伏せておきましょうか。)
トレイ「…とりあえず、調べれるところは調べられたな。まぁ、何も出ては来なかったが。残りは…」
皆が一斉に、視線を移す。
エペル「線路の方、行ってみますか…」
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【CAST】
デュース・スペード(CV:水葬)
トレイクローバー(CV:すばる)
ジェイド・リーチ(CV:YU)
エペル・フェルミエ(CV:珠紀)
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