もう習慣となってしまった行為をいつものように続けている。女の子は可愛くて声も可憐で美しい、だから辞められなくてついつい続けてしまう。目の前の女の子は少し困ってた顔をしているけれど、もう少ししたらいける気がする。
そう思ったら突然制止の声が入る、女性らしい声に顔を上げてそして俺は複雑な顔した。一瞬分からなかったが目の前にいるのは紛れも無く数年前のあの日から俺が避けて会いにいなかった人物であったのだから。変わりぶり驚くような声を上げるが、「今のうちにお逃げなさい」と女の子に気を使う彼女、否彼の耳には届いていない様で少し安心した。
「げ、あの子お前んとこのだったの」
なんてわざとらしい声を上げるが、目の前の彼はよく分からないような顔をして首を傾げている。あぁ、これはきっと昔の俺を忘れているのだと察した。忘れてくれとは思っていたけどまさか本当に忘れていたなんて。独り言を言いながら目の前の彼に2度目である、はじめましての自己紹介をした。
それからまぁあの最悪な2回目の第一印象の事もあって関係が円満なんてなく今のような犬猿の関係になっている。此方が兄なのだからもう少しくらい大人になって言い返さない努力もしたが生憎と生き方を変えられないしそもそも負けるのは元から嫌いなのだ
昔の話
https://nana-music.com/sounds/0595e430
Comment
No Comments Yet.