冬に備えて【アグル】
くー
冬に備えて【アグル】
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「っぶぁっくしょい!!」
何とも奇妙なくしゃみが響く。一般的には獣人が寒さに弱いとされている…が無論例外は多数存在する。アグルもまた、その1人である。彼はイフリートの半神の為、肉体に神の力が流れている。彼の皮膚はそう容易く火傷を負わず、炎の中に佇んでもしばらくの間は耐え凌ぐ事が出来るのだが…弱点もある。
「あーーー!!冬は嫌いだ!さみぃと体がどんどん鈍くなんだよ!くそ!」
冷気に当たり続けると途端に体が鈍ってしまう。半分は人の体の為耐える事は出来るのだが、やはり寒さは大の苦手だ。
「窼に帰りてぇなぁ…でも、もっと寒くなったらそれこそ、もう外に出られなくなっちまう…」
冬を越すために、薪や花炎石、動物の毛皮や体を温める食材などを求めて、渋々外に出る支度を始めた。
「はぁ、頼むぜ…このまま晴れて暖かいままでいてくれよ」
空に向かって、1人ぼやいた。
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冬支度をします。
イメージに合う曲を提出して下さい。曲によって、ストーリーが変化します。
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