軒並みの幽霊少女 3話
のみみん
軒並みの幽霊少女 3話
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#BGM #悲しい
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ユキ「……あ、あの。今、パパは居ません…」
男「いや、今日は君を預かる様にお父さんから言われて来たんだよ」
ユキ「…パパが?」
その男は、ニヤリと笑う。
男「ああ、そうなんだ。だから、来て貰えるかな?」
ユキ「うん」
ーー数時間後。
我が家の扉が勢いよく開かれる。
父「ユキッッッ!!」
父親の声が、誰も居なくなった広い家に響き渡る。
父「………ウソ…だろ。……ユキ……」
そして靴のまま、家を歩き回る。
だが、其処に人の気配は無い。
部屋には、娘が遊んで居たであろうおもちゃが、生々しく置いてあった。それは、娘の幻覚を見させる程に、リアルに。
父「……ユキ…」
すると、電話が鳴る。
其処に表示されて居たのは、非通知の番号だった。
父「……っ!」
父親は、それを取り上げ叫ぶ。
父「娘をッ! 娘を何処へやったッッッ!!」
そして、電話口の向こうの人間は父親に何かを告げる。
すると、父親は金庫を開け、札束を掴み、車に駆け込む。
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