12の神と世界竜
ー最初は有を生む存在…12人の神だけであった。
しかし次第に、
比較的力の弱い神々が多くなり
12人の神は数多の神々を
束ねる存在となっていく。
月日が流れ
有を生む存在の対…
無を生む存在を創りだした。
それがドラゴン…世界竜。
対をなす彼らのみで
世界は調和がとれていると思われていた。
ある時、世界竜は言う。
「一度全てを無に帰す」
12人の神は世界竜を7つに分かち、言う。
「弱き者の中で己を見つめよ」
そして人を生み
その力を魔力として人へ与えた。
魔術を扱う能力者が、各地に出現していった。
これは人々に伝えられている神話。
月日が流れ……
それは1つの報告から始まる物語。
その時誰が予測できただろうか。
全ての始まりはここから…否、既に始まっているという事を。