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☆1000年に1度、それも一晩だけ。
月明かりに照らされ、眩い光を放ち、そのつぼみを開く花があるという。
(裏でコソコソ話、パン振り)
🟢「……ねぇ、花畑なんて本当にあるのかな…」
🟡「絶対あるって!ほら、この前みんなで解読した歴史書の暗号!図形と地図が一致してるじゃない!」
🔵「信憑性は高いよ。先生の持ってる書物は鑑定済みで、全部本物なんだから」
☆環境の変化や自然災害、そして錬金術の材料になることから密猟が盛んに行われ、
今やもう絶滅したと言われている。
🟢「で、でも…あんな古い本だよ?
地形が変わってるかもしれないし…」
🟡「もう!🟢はいつまでたっても意気地無しなんだから…」
☆『___』
その花の群生地が、「__山」の麓にあるらしい。
🔵「そんなに怖いなら、着いてこなけりゃ良かったじゃないか」
🟢「だって……」
🟡「いいから!先を急ぎましょう!
早くしないと、もう12時過ぎてるわ!」
🔵「ほら、引き返すなら今のうちだよ。
僕と🟡は行くから、帰るなら1人だけどな」
🟢「ええ!?ちょっと、待ってよ…!!」
☆こうして、僕たちの
一夜の小さな冒険が
(3人)始まった。
目的地は、山1つ超えた先。
ぼろぼろの歴史書と地図を片手に、
広大な草原を夜光虫と共に駆け抜け、
宝石を散りばめたように輝く渓谷を飛び越え、
魔獣の巣の隣を、息を潜めて通り抜け…
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