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①梅雨
(花盛りの時期が終わると、寒さが再来する。
雨の日が続き、日中でも気温が低く、活動のしにくい時期。
『(梅雨)』がやってきたのだ。
しかし魔法使いにとって、この時期は1年のうちで、3番目に忙しい時期。
雨の成分によって珍しい鉱石が発現したり、川が氾濫し、新たに泉が生まれたり、水の抜けた湖の底から古代都市が発見されたり…
晴れた日には雨の日にできないことをこなさなければならない。例えば薬草や食料を採取しに出かけたり、天日干しが必要な材料を軒下にびっしり並べたり、冒険や買い物も済ませなければならない。
魔法使いたちは、来たる実りと研究の発展に向けて、『(梅雨)』を楽しく慌ただしく過ごす。
(ここまでまとめて 20秒前後)
🔵「今日も雨かぁ…」
🟢「4日目にもなるとさすがに飽きてくるね…」
🟡「明日は晴れるらしいわよ!それに午後には先生も帰ってくるわ。
今日のうちにやれること、やっちゃいましょ!」
🔵「そうは言っても、ガーゴイルの翼の下処理は終わってるよ」
🟢「明日の探索の準備も済ませたしね。
あと残ってるのは、薬草の天日干しの準備だけかな」
🟡「あら、そんなことを言ってるんじゃないわよ」
🟢「え?」
🟡「先生が帰ってくるのは明日の午後。てことは…
先生の実験室を自由に使えるのも、今のうちってことよ」
🔵🟢「ハッッ」
🔵「鉱石の成分分析したい!!!」
🟢「先生の研究資料読みたい!!あと薬草の調合も!!」
🟡「私も探索中に見つけた魔道具を試したいの!
分かったら…サクッと天日干しの準備終わらせて、実験室に籠るわよ!」
🟢🔵「おー!」
(セリフ部分、およそ1分)
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