これは作り話です。

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「話しちゃいけない言葉って知ってます？ 例えばそうだな、百物語。 百物語って今は、百話話せば怪異が起こるって 言われてますけどその昔あれは、 話すためにはその前に、 99話話さなくちゃ話せない話があったんです。 あさあらさんっていうんですけど、 あらすじはその昔、 祠を壊してしまった若者がどうたらこうたら。 内容は嘘らしいんです。 お話の中で若者が巻き込まれる事件事故は存在しない。 それどころがそんな若者自体存在しない。 でもね、祠はあるらしいんです。 でもその祠はただの祠で、なんの噂もない。 じゃあなんであさあらさんなんて言葉が広まったのか、 ここからは僕の想像なんですが、 あさあらさん。って言葉自体に意味があるんだと思います。 そうです。多分これが、話しちゃいけない言葉。 まだ話は続きます。 何故、百物語のルールが変わったのか。 多分、聞いてもいけないんだと思います。 あさあらさん。という言葉が起こす何かを広めないために、 最初は99話話さなくちゃいけないという縛りを作ったが、 それでも百物語をする者が減らないから、 あさあらさんという言葉自体を封印し、 百物語は何百年何千年とかけて姿を変えた。 何故減らなかったのか。 あさあらさんという言葉を話す必要があったんだと思います。 多分、あさあらさんを人に話すことによって、 何かを遅らせる事ができる。 口裂け女も最初は 子供を早く家に帰らせたい親達の嘘だったらしいですよ。 聞いている皆さん、本当にありがとうございました。 本当に本当に、ありがとうございました。」