眼窩( 朗読 台本 )
読み手 あなた 書き手 ミチル猫
眼窩( 朗読 台本 )
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両方の眼窩(がんか)に何も入っていない老人。
彼にはお金が無く、義眼も買えずに過ごしていた。
ある日老人の耳元に一つだけ願いを叶えるという言葉が聴こえた。
彼は、前のめりになりお願いする。
また外の世界が見たいのです。
私に新しい眼を下さい。
わかりましたの声と共に彼の目が……みえた。
鏡を除き込むととても綺麗なオッドアイの瞳がうつっていた。
翌朝、村に出た老人。
久々の外の景色に心が弾む。
少し歩くと人だかりが出来ている家があった。
その家にはオッドアイの少女が住んでいた。
昨日眼球が抉られた状態で亡くなったという話し声が聞こえる。
村人に見つからないように老人はそっと家に帰る。
私だ。
私が願ったから少女が死んだのだ。
私が……殺した……?
違う、私じゃない。
また声が聴こえる。
あなたが望んだ結果です。
私が少女から綺麗な眼球を取り除きあなたに与えたのです。
死ぬとは思いませんでしたが、願いがかなったのでいいですよね。
ふざけるな!叫ぶ声が家の中に響いた。
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素敵な演奏ありがとうございますฅ^•ω•^ฅ♪
誘い/オリジナルBGM
びすけっと
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Comment
8commnets
- ミチル猫
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました😊ありがとうございました
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- いむらお借りしました。 なかなかに恐いヲチでガクブルです。
- 🌺アクア🌺花粉症中お借りします🍀*゜
- ミチル猫
- 🫧❄️塩分(VC)❄️🫧お借りします