台本「竜馬がくる」
蓮悟の台本(無音版)
台本「竜馬がくる」
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若者「誕プレが坂本竜馬の伝記て…何歳だと思ってんだよ親父。…何だ!?本から光が…!!」
竜馬「家族は大事にした方が良いぜよ。」
若者「だ、誰だアンタ!…って着物だし片手突っ込んでるし明らかに竜馬だな。」
竜馬「勝手な決めつけはやめるぜよ。お前らの偏ったイメージが反映されるせいで、口調もおかしいぜよ。」
若者「そういう仕組みなんだ…あの、『日本の夜明けぜよ!』って言ってもらって良いですか?」
竜馬「言っとらん。後付けじゃ。」
若者「おもんな…」
竜馬「さっきから失礼な若者ぜよ…最近の日本に関しては天から見ていたから分かるが、お主は大学生で合っとるか?」
若者「(便利な設定…)そうですけど。」
竜馬「羨ましいのう!わしの時代は勉学に励む余裕など無かったきに。」
若者「別に珍しくも無いですよ。学費のためにバイトしたりして、意外と忙しいっす。」
竜馬「いや、自由過ぎてはいかん。」
若者「は?」
竜馬「若者は抑圧されるぐらいでなくては、志は果たせん。『何くそやるぞ!』という気迫がお主の背中を押すのだ。」
若者「説得力ありますねぇ。」
竜馬「あんまり響いておらんな…まぁいい、わしは帰るぞ。」
若者「(何しに来たんだよ。)うっす。」
竜馬「まさかあの目に光のない若者が『時を超えた龍馬にマウント取られた(笑)』という小説で、あく…何たら賞を受賞するとは。」
竜馬「人生とは分からんもんじゃ。励むのだぞ若人。」
竜馬「今度書く時はちゃんと許可取れよ。」
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