お魚親衛隊
🐟🦐🦑🐡
お魚親衛隊
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#恋してマーメイド #声劇 #お魚さん
🐟スペシャルアフターライブその①🐟
【お魚親衛隊】by魚子、二枚貝姉妹、噌良
🐳「最初は仲良し1年生4人組ギョアジャンによるパフォーマンス!」
⛵️「初々しいパフォーマンスをお楽しみに!」
素敵なご本家様
『アイドル親衛隊』
https://youtu.be/3yQWZcYXcgg?si=dkiR7W2LxaSKJXfB
お借りした伴奏の作成者様
Mitchi M様
https://nana-music.com/sounds/05a3ee2d
【キャスト一覧】
(敬称略)
🐟淡水魚子(あわみずさかなこ)cv.りる
〔 https://nana-music.com/users/5982525 〕
🦐二枚貝あさり🦑二枚貝しじみ
(にまいがい あさり・しじみ)cv.疾風怒濤
〔 https://nana-music.com/users/8017457 〕
🐡鯖味噌良(さばみ そら)cy.茶屋道るな
〔 https://nana-music.com/users/7521125 〕
⚠️このサウンドは歌詞を作品の世界観に合うようにアレンジさせていただいております。
『笑顔で波乗りハイジャンプ!』
「アイドル、やりますわよ!!」
「…ぎょ?」
噌良ちゃんが教室に駆け込んでくる。
勢いにびっくりしたのもあるんだけど、内容があまりにも学校生活からかけはなれたものですぐに反応が返せなかった。
「アイドル!?も、もしかして噌良ちゃん…鯖味噌系アイドルに!?」
「臭み消しは生姜〜湯どうし忘れず〜って歌うアイドル?」
二人は理解が早いのか混乱してるのか。鯖味噌系アイドルがどんなものかちょっと気になってしまうよ。
「なによ鯖味噌系アイドルって!?ノンノンですわ!これですわよ!!」
そう言って噌良ちゃんが見せてくれたのは、文化祭ステージについてのチラシだった。
「これ、毎年人気のパフォーマンス大会のやつ?確か優勝すると学食一年タダになるってやつ。」
「そうですわ!しかもどうやらタダになるだけでなく…なんと数量限定で幻の学食と言われるキャビアのタルタルを予約する権利付きらしいですわ!」
「「「えー!?」」」
なんてこと!?あのどれだけ急いで学食に行ってもほとんど買えない伝説の学食を確実に手に入れる方法があったなんて!
この学校に来てから約半年、未だ一度も食べれていない噂の絶品学食が…!
「わ、わたしやる!!」
「魚子ちゃんやるならあたし達もー!」
「もー!」
「よし、決まりですわね!では私達は今日から4人組アイドル…『ギョアギョア波乗りジャンプ』略して『ギョアジャン』ですわ!」
『ギョアジャン』…!すごい、わたし本当にステージに出るんだ…!
ちょっと前まで考えられないくらい青春してるな…なんだかわくわくしてきちゃった!
文化祭までは後少しだから頑張って練習するぞ〜
「目指せキャビア!」
「「「おー!!」」」
そうして厳しい練習、大変な衣装作り、帰り道に星を見ながら買い食い…
なんて運動部のような青春王道ルートを辿りながらとうとうやってきましたわたし達のステージ。
「ううう…緊張するよおおお頭魚になっちゃうよおおお」
緊張でやばいよおお…大丈夫かなあちゃんと歌えるかなダンスフリ間違えないかな転んだりしないかなううう…
「魚子大丈夫よ、ほらしゃけんとする!」
「そうそう、それに…今日はくーちゃん達司会なんだし特等席で可愛い姿見せてあげないとね?」
そう、今日鯨くん達は会長達の代わりに司会という大役を任されたのだ。大出世だぎょ!
舞台袖からステージを見ると、慣れないながらに司会を頑張っている鯨くんの姿が見えた。
…そうだ、わたしは変わったんだ、わたしだって、頑張れる!
「わ、わたし達はギョアジャン!!この時間だけは…わたし達が一番綺麗な黒真珠だよ!」
「…!魚子ちゃん…!うん、頑張ろ!」
「ふー!そのいきだよ魚子ちゃん!」
大丈夫、みんなが一緒だから!
「覚悟は決まりましたわね?いくわよ…ギョアジャンー!!」
「「「「全力遊泳!!!!」」」」
________________________
🐟魚子、🦐あさり、🦑しじみ、🐡噌良
🌊一緒
🐟落ち込むなんて日常茶飯事
🦐🦑🐡(ファイト・ファイト 魚子!)
🦐けど速攻笑顔取り戻すわ
🐟🦑🐡(キューティー・スマイル あさり!)
🦐🐡一度きりのティーンの儚い魚盛り(うおざかり)
🌊(ハイ・ハイ・ハイ・ハイ)
🦐🐡下向いてちゃ人生は損
🌊(フレッシュ・お魚 イェーイ)
🐡会社の方針なんて無視
🐟🦐🦑(ツンデレ・ガール そらちゃん)
🦑擬態したまま諦めるのイヤ
🐟🦐🐡(G・U・T・S しじみ!)
🐟🦑心に嘘つかず spotlight 浴び step 踏めば
🌊(ハイ・ハイ・ハイ・ハイ)
🐟🦑駆け上がる道照らされるよ
🌊(ウー・レッツゴー)
🌊More More
🌊Jump!! 限界超え(お魚!)
完全無欠スターを目指せ
Jump!! 元気をシェア(お魚!)
負けない者の女神よ
消せぬ夢で結ばれた(さ・か・な 命)
We are アイドル新鋭隊(F・I・S・H)
More More Jump!!
_____________________
「ううう…だめだったかあ…」
結果発表が終わり、ガックリと肩を落とすわたし達。うう…キャビアが…
「あっ、いたいた。みんなお疲れ様ー」
そこに大役を終えた鯨くんとノミくんが帰ってきた。
「いや、まさか会長達どころかサプライズゲストが全てを掻っ攫っていくとは…」
ノミくんは生徒会メンバーだけどサプライズを聞かされていなかったようでゲンナリしている。
「まー!仕方ない!あとは後夜祭を楽しむしかないですわ!」
あ、そうだ後夜祭を忘れてた。
この学校の後夜祭にはジンクスがある。
アコヤ掘りで採取した真珠を学校裏の海に願い事をしながら流すと叶うというものだ。
「早速アコヤ掘り行こうよ!」
「ピンクパールあるかなー?」
みんながパタパタとアコヤ掘りに向かう中…
「あ、その、ちょっと待って魚子ちゃん。」
「ぎょ?」
鯨くんに呼び止められた。どうしたんだろう?赤貝みたいに顔が真っ赤。
「あ、あの…さっきは中立の立場だったから言えなかったんだけど…」
「う、うん」
恥ずかしそうに、彼はわたしにそっと囁いた。
「アイドルの魚子ちゃん、すごく可愛かった。他の人にみせたくないくらいに。」
「うぎょっ!?」
あまりの恥ずかしさに頭が魚に。お、落ち着かないと…!うううでもこんなの恥ずかしいよ無理〜!!
「あっ、えっなんかごめん!」
「いや、わたしが未熟なのが悪いから!スーハー…よ、よし!大丈夫!」
深呼吸でどうにか落ち着きを取り戻し頭も無事元通り。
うん、少しコントロールできるようになってる。わたしも成長できてるぎょ!
っとそうだ…鯨くんが教えてくれたならわたしも…
「ねえねえ鯨くん。」
「な、何かな?」
ふふ、まだ少し恥ずかしそう。でもわたしの反撃はここからだよ?
「頑張る鯨くん、すごくかっこよかった。惚れ直しちゃったぎょ♡」
「クエっ!?」
「うふふ、みんな待ってるから早く行こ!」
やったね大成功だぎょ⭐︎
わたし、こういうかけひきもできるようになったんだぎょ?
あとね…もう1つ…
「ねえ鯨くん、わたしね、『お魚さん(マーメイド)』でよかった。」
「ん?何か言った?」
「うふふ、何でもないよ、大好き!」
わたしね、『お魚さん(マーメイド)』でよかったって思えるようになったんだよ。
そのおかげてみんなに、大好きな人に出会えたから。
「そういえば、魚子ちゃんの願い事ってなに?」
「えー?内緒だぎょ♡いずれわかるもん。」
「えー?」
そう、分かるんだよ。5年後も、10年後も、ずっとずっと『みんなと一緒にいれば』
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