🏯都落ち
💧唄見つきの
🌄ラムネ
🏫憂沢時雨
🎆月瀬ひるく
🏵️ソノラ
🛤️はいねこ
🚬おと*°
🧜♀️日向ひなの
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
🏯Lyric
🚬花咲くや 赤ら引く頬に
さざなみ寄るは海
🏫貴方は水際一人 微笑むだけ
🧜♀️今、思い出に僕は都落ち
💧鼻歌、綺麗だね
明日には往くんだぜ
🎆海猫が鳴いたね
鳥でも泣くんだね
🏵心なし乾いたら別れの時間だぜ
🛤夏風揉まれて貴方に浅い影
🏯さらり花咲くや あからひく頬に
さざなみ、夜は海
🌄貴方は水際一人手を振るだけ
🏯今、思い出に僕は都落ち
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
🏯Story
それは、辺りが紅葉に色づく穏やかな日のことだった。旭が妻の病室へと辿り着くと、そこには既に娘夫婦二組と孫たちが勢ぞろいしていた。
「お父さん、手、握ってあげて」
柔らかな口調で娘が呟く。旭は頷くと、今はまだ深く眠っている妻の、シワだらけになった右手を取った。
「夜子……夜子ちゃん」
「僕と一緒に歩いてくれて、ありがとうねえ」
旭の声に反応するように、夢の中の夜子はうっすらと微笑んだ。そして確かに頷くと、それっきり、もう動かなくなった。
右手を愛する伴侶に包まれ、左手にはしっかりと青い本を抱えて。幸せだったよと、彼女の魂は笑っていた。
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🏯Tag
#ゆま伴奏 #Happy_LIFE_22
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