〈第4話〉情報屋VS天才プログラマー【中編①】
台本:由季 BGM:『ad-lib piano BGM 濡檜色』レーニャ 様 SE:効果音ラボ様 イラスト:MΔWΔTΔ様
〈第4話〉情報屋VS天才プログラマー【中編①】
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レイ「そんなこと、できるものなの?」
セオ「……できなくはないです。でも、その技術は半端な知識じゃ、実質不可能だ」
クレア「………あんたにも?」
セオ「いや、僕はできる。ただ……向こうに僕レベルの凄腕プログラマーがいる。」
ウィリアムは僅かに口角を上げた
オリヴァー「セオ、逆のアプローチで復旧できるかい?」
ウィリアム「!」
セオ「逆……?そうか!……やってみます」
セオはタブレットを操作する
クレア「逆って、どういうこと?」
オリヴァー「あのサイトは消えたわけじゃない。消えたように見せかけるシステムが組み込まれているんだ」
クレア「…つまり?」
オリヴァー「つまり、サイトは隠れているだけ。隠れているなら見つければいい。だから、逆のアプローチで、消えたサイトを見つけるシステムを作ればいいんだ。」
クレア「そうすれば、見つかるのね!」
オリヴァー「…恐らくは。」
オリヴァーはウィリアムを見やる
ウィリアム「……(やっぱり敵に回したくないなぁ)」
ウィリアムは肩を竦めて(すくめて)みせたが、心の中では賞賛していた
レイ「ねぇ、セオにプログラミングを教えたのはオリヴァーでしょう?貴方にならできるんじゃない?」
オリヴァー「…それはどうかな。俺は知識があるだけだから。セオには、吸収力と圧倒的な分析力がある。それをプログラミングに掛け合わせる発想、それこそが才能だよ。………彼はいずれ、世界中を脅かす存在になる。今日はその片鱗が見られるはずだよ」
クレア「…セオのくせに」
オリヴァーの賞賛を、クレアは本人に聞かれずに済んでよかったと安堵していた
セオ「……できた」
そうこう話している間に、セオの手が止まったようだ
オリヴァー「見つかったかい? 」
セオ「………」
セオは俯いてしまった
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絵師
MΔWΔTΔ様
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@maware_grgr8109
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