〈第4話〉情報屋VS天才プログラマー【前編③】
台本:由季 BGM:『BGM180106 ピアノ/悲哀/Cinematic』HomeMadeGarbage SoundTracks 様 SE:効果音ラボ様イラスト:MΔWΔTΔ様
〈第4話〉情報屋VS天才プログラマー【前編③】
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開店前のBER"Selene"
ウィリアム「…お見事!顔は見られてしまったけど、残念ながらもう俺の情報は出てこないよ。このトリックを見破れるかな?」
ウィリアムは店の扉が開けられるのを今か今かと待ち構えていたその時──
ウィリアム「いらっしゃい。待ってたよ」
セオ、レイ、クレア「「「!」」」
オリヴァー「突然押し掛けてすまない。でも、その様子だと俺たちが来ることを知っていたようだね」
ウィリアム「俺も先生とは話しておきたいことがあったから 」
オリヴァー「…だから、その"先生"は辞めてくれないか」
ウィリアム「Why?」
オリヴァー「……本題に入っても?」
ウィリアム「勿論だよ!その前に1つ確認させてくれ。先生が欲しいのは情報?それとも」
オリヴァー「innocenceについて」
ウィリアム「ん?」
セオ「………あんたのことは調べさせてもらった。」
ウィリアム「何のこと?」
クレア「とぼけないで。あなたがinnocenceと関わりがあるのは、全て把握しているわ」
ウィリアム「………oh…Sorry………ほんとに何のことだか分からないんだ」
オリヴァー「………セオ。もう一度アクセスを」
セオ「分かりました」
セオはタブレットを取り出し、同じようにサイトにアクセスしようと試みたが────
セオ「………あれ?」
レイ「どうしたの?」
セオ「…………ない。」
レイ「ないって………」
セオ「サイト自体、消えてるんです。履歴もないし……」
ウィリアム「サイト?」
オリヴァー「………なるほどね。面白いじゃないか」
クレア「オリヴァー?」
オリヴァー「恐らくあのサイトはダミー。第三者がアクセスした途端、履歴も、サイト自体も消えるシステムが組み込まれていた。」
クレア、レイ「「!」」
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絵師
MΔWΔTΔ様
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@maware_grgr8109
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