#星詠みの詩
☆レオの回答→ペルセフォネ、ヴァルゴと距離を置く選択をする
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『蒼天の街での調査時における獅子座の星詠みの異変について
〇月×日、現地での調査中、獅子座の星詠みが監督官に対し噛みつく行為が見られた。監督官は軽傷で済んだが、獅子座本人の「仲間を傷つけたくない」という意思を尊重し、距離を置く判断をした。
〇月×日、獅子座の星詠みと距離を置いて3日が経過。様子を見るため蒼天の街を散策中、住民の悲鳴が聞こえる。駆け付けた先では、住民と思しき女性が獅子座の星詠みに羽交い絞めにされている状態だった。
獅子座の星詠みに対し、静止をかけるが声は届かず。監督官の姿を見るなり、住人から距離を取った獅子座の星詠みは、体を低くかがめた状態で唸っていた。その姿はまるで、獣そのものだ。
一般市民への被害拡大が懸念されたため、鎮静剤を投与し、獅子座の星詠みの身柄を確保。目覚め次第、尋問に移る。』
そこまで綴ると、ペルセフォネは分厚い本を閉じ、ため息をついた。
「……まったく、アタシはここまでしたくないの。大人しくしていてくれないかしら、坊や」
深い眠りから覚めそうにもないレオの髪を、ヴァルゴは優しくなでる。
「ペル……私、どうしたらいいの。私もレオみたいになってしまうの……?」
「大丈夫よ、ヴァルゴ。あなたたちのことは、アタシが守ってあげる。……必ず」
【バッドルート 「血に飢えた獣」】
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