【声劇台本】ノンフィクション

♢結衣：　× ♦︎駆：　台本：佐倉

夏の喧騒に隠した想い、きっと君には ─────────────────────── ♦︎使用時のお願い♦︎ ・nana以外での使用はお辞め下さい ・台本のコピペは可ですが、あとがきは消して下さい ・アドリブ、性転換、一人称や語尾の変更等は🆗 ・内容が変わるほどのアレンジはご遠慮下さい ・『』はtelephoneエフェクト推奨 ・コメント、コラボ時のキャプション等で 　台本に関する解釈・感想を頂けると励みになります ─────────────────────── 〈BGM in〉 ♢ 海の見える坂道を自転車で駆け下りていく。夏の始まりを感じながら、私は大好きな彼のもとへ… 〈SE：水に飛び込む〉 ♢ 「こらー！そこ、危ないことしない！」 ♢ 「全くもう…」 〈SE：足音〉 ♦︎ 「で、今の話、ノンフィクション？」 ♢ 「…うっ、妄想です」 ♦︎ 「楽しそうでいいね」 ♢ 「やめて、そんな顔で見ないで！惨めになるから！」 〈SE：歓声〉 ♢ 「それより！駆くんは遊ばなくていいの？」 ♦︎ 「いいよ、付き添いで来ただけだし」 ♢ 「拗らせてるなぁ…」 ♦︎ 「それ、結衣さんに言われたくないんだけど」 〈SE：肩を叩く〉 ♢ 「今しかないんだから、楽しまなきゃ損だぞ、高校生！」 〈SE：足音〉 ♦︎ 「はぁ、人の気も知らないで…」 〈BGM 雰囲気が変わる〉 ♦︎ 『あのさ、今度の土曜日、空いてる？』 ♢ 「うん、特に予定はないけど」 ♦︎ 『花火、観に行こうよ』 〈SE：雑踏、花火〉 ♢ 年下だから、弟の友達だからって、気付かない振りをしたてきた。 ♦︎ 男として見られてないことくらい、ずっと前から分かってる。 ♦︎それでも、繋いだ手の熱さが、俺のものだけじゃないとしたら？ ♢ この気持ちを言葉にすることが、許されるとしたら… 〈SE：花火が上がる〉 「───好きだよ」 〈BGM out〉 ─────────────────────── 俺は早く大人になりたい 隣に立っても恥ずかしくない、大人の男に ─────────────────────── ♢ 結衣（ゆい）／社会人 社会人4年目。 高校時代は部活ばかりやっていたため、甘酸っぱい恋愛に夢を抱いている。 ♦︎ 駆（かける）／高校生 高校3年生。 結衣の弟、大翔とは中学時代の親友で、その頃から結衣に想いを寄せている。 【お借りした音源】 BGM ・DOVA-SYNDROME様より 「Veil Nebula」written by ハモおた様 その他SE ・効果音ラボ様 ・VSQ様 ・フリー効果音・無料効果音様他より 編集：佐倉 ─────────────────────── ♦︎あとがき♦︎ お久しぶりです。 曇りの日が続くと、気分がどんよりしてしまいますね。暑いのは苦手ですが、夏の空が待ち遠しいです。 今回は年上のお姉さんを振り向かせたい、健気な男の子のお話。 年の差が大きければ大きいほど、世間体を気にして、理性が感情を抑え込んでしまうような気がします。憧れるのはいいのに、好きになるのはダメ。それならば、「好き」と「憧れ」の違いとは何なのでしょうか。 最後のセリフはどちらかが読んでも良いですし、2人で読んでもOKです。あえてどちらも読まないというのもありですね。お好きなようにアレンジしてください。 では、また次の物語でお会いしましょう。 #声劇 #台本 #声劇台本 #二人声劇 #佐倉の台本