からたち野道

RIKKI ＋ 宮沢和史

🎤≪おまけの歌旅日記≫🏃　【39】 ◆訪問地　 沖縄県名護市　百年古家　大家（うふやー） 沖縄県本部町　備瀬のフクギ並木 沖縄県本部町　もとぶ南蛮窯カフェ阿吽 今回のテーマもまた後付というかおまけで、「朝ドラ『ちむどんどん』のロケ地巡りや宮沢氏の番組で出たカフェを巡る中での素晴らしい旅と道を“沖縄風からたち野道”として表現」です。美しい旅をボツにするのも、なんだかもったいなくて。 ≪歌旅について≫🏃 昨年度は朝ドラ『ちむどんどん』のロケ地を巡る歌旅をしていて、その途中で立ち寄った場所もなんだかんだ記念に撮影していて。 まずは、目的地の今帰仁の赤墓ビーチに行く手前の百年古家・大家（うふやー）にランチ寄り道。沖縄県の相場だとまぁまぁな高級店かな。ウチナーテーマパークとしても楽しい。この時はまだまだコロナ禍であったから営業していない施設もあったけれど、その分、独り占めできる景観もあってよかった。 次に、朝ドラ『ちむどんどん』で幼少期に末娘の歌子がかけっこの練習をした、備瀬のフクギ並木。オープニングのアニメーションでも使われてる。歌旅は常に“欲しい画”のスポットを求めて只管に歩くので熱中症とか怖く、午前中の早い時間に訪問。新型コロナが５類となったいまなら、もうこんな“絶景独り占め動画”は撮れないだろう。行って良かった。 その備瀬のフクギ並木にほど近い丘の上に、もとぶ南蛮窯カフェ阿吽がある。このお店は、NHK沖縄放送の『沖縄ロマン紀行 m宮沢和史・又吉直樹 “琉歌”巡り旅2022』で、宮沢氏と又吉さんが琉歌の歌碑巡りの旅への想いを語るシーンが撮影されたお店。 カフェ阿吽で印象深かったのは、この丘を登る道すがらの蝶々が車にガンガン突っ込んでくること。移動規制のあるコロナ禍中に羽化した蝶たちは、人間という存在をあまり知らないのかもしれない。もちろん私独占のカフェ阿吽で焼きカレーを堪能して焼き窯など周辺の自然を味わっていると、「コロナ禍の沖縄こそ自然豊かな沖縄の真の在り方で、人間はその中に入らせてもらっているのだ」というのを感じさせられる。SDGsここにあり。 コロナ禍の沖縄旅というのは私みたいに動画素材を欲しがる者には本当に贅沢で、一生の宝となる“自然”対“私”の体験を数多く得られた。あと少し、その体験を納得いく表現に残せたらと思う。 ≪動画について≫🎥 nanaの動画コラボサウンドの不具合でタイムバーが消滅してしまい、作業進行が止まる事態に。運営に改善要望を出したけれど、現在調査中のまま現アプリの廃止が発表された。それならそれでいいやと、できる範囲での動画製作を再開。 久々に動画製作アプリを開いたらバージョンアップが目覚ましく、毎回起きていた「各動画の繋ぎで発生するバグ」をエフェクトの新機能を駆使して対処。実旅で感じていた夏の沖縄の陽射しを演出になったできたのでは～と思う。 緑の中の紅を寄り集めて、垣根のない沖縄なら…石垣か？防風林のトンネルか？とか発想したり。最後は伊江島が見えるとこまで動画を進めたかったけど、まぁよいや。十分に納得。 素晴らしい歌声で一緒に歌ってくれたkanakoさん、ありがとうございました。 kanakoさんの高音は中野律紀の歌声にかなり近いと感じているので、いつかどなたかが原キー準拠のギター伴奏をアップしてくれた暁には、また一緒に歌いましょうね～（素敵なギター弾きさんにいつかお願いしたい～） ≪最後に≫⭐ 補足にて、動画製作意図を語る。 反戦歌である本楽曲の歌詞を私なりに読み解くと、１番は想い人が出兵した男性を待つ故郷の女性の視点で、２番は戦地にて攻撃を受けて故郷の“あの人”を想いながら死んでいく男性の視点、３番は想い人の戦死を知って悲しむその女性の視点、という流れだと解釈している。 その解釈根拠として、１番サビの「あのひと」は故郷の女性から戦地の男性へ、２番サビの「あの人」は戦地の男性から故郷の女性へ。“ひらがな＝女文字”と“漢字＝男文字”の使い分けからそう解釈。３番サビからは「あなた」になっているのは、戦死した男性の存在が女性の中で強く重くなったからと私は捉えている。 一昨年度に『島唄 2002』の歌旅の際に沖縄戦について踏み込んで学んだ際に、多くの日本兵が「故郷に米軍を行かせない」という強い想いで沖縄に命を燃やしたという話を知る。「天皇万歳」などの軍国教育を受けていたとしても、いざ本土決戦の最終防衛となれば故郷で帰りを待つ家族を護る一心で戦ったそうな。 ちなみにその時期に観た映画『ハクソーリッジ』にて、まるでゾンビのように甦る日本兵が恐怖と脅威と尊敬をもって描かれているのが印象的だった。平和祈念公園の各県の慰霊碑を巡ったり戦争資料を読んで学んだ後だと、その映画の日本兵の描かれ方に「俺達だって護りたい者の為に闘っているんだ」というニュアンスが含まれているのに気づいて泣ける。 そういう経緯にて今回、宮沢氏がメインを務める２番パートをモッサさんの三線による沖縄アレンジで表現するにあたり、紅い血をアカバナー（ハイビスカス）に重ねて、アカバナーから飛び立つ蝶が沖縄で戦死した日本兵の魂として、沖縄本島北部の備瀬から本州の故郷へ放たれる…みたいな動画ストーリーにしたのだった。表現意図を語るのは無粋だけど、いつか誰かに伝われば。 ※トップ画像は、羽を一枚失った蝶とアカバナー ※カバー画像は、カフェ阿吽の宮沢氏と又吉さんが語ってた場所。 #RIKKI #中野律紀 #宮沢和史 #THEBOOM #からたち野道 #百年古家大家 #備瀬のフクギ並木 #もとぶ南蛮窯カフェ阿吽 #沖縄に恋した宮沢和史祭りセルフアンコール