62その2
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62その2
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⭐三人の写真はなんともなっておらず、最後に写った四人の写真で、全員の顔が黒く塗りつぶされ、三人の顔は白いペンで笑った顔が描かれ、司ちゃんの顔には、泣き顔が描かれた。
そして、画面が暗くなったかと思うと、何かが画面に表示される。
『後ろ』
赤い文字で記載されたそれを見て、僕は慌てて後ろを振り向く。そこには、先ほどまでは無かった、残りのカウントダウン数が表示されていた。
『3分』
⭐「……まずい、早くここをでよう。」
⭐「そうだよね……ん?」
⭐僕は、棚と棚の間の、不自然な間に気づく。よく見ると、うっすら色が違い、黒い線が見える。棚をすり抜け、確認すると、それは裏口のようなドアだった。
⭐「遥くん!ここに扉がある!ここの棚をどかしてみてくれ!」
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