ボッカデラベリタ
🍆メランザーナ(cvえびすけ)
ボッカデラベリタ
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#てぃ〜ぷろ Solo collection vol.3
「ウタノカタチ」
さあ、目覚めのときです。
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目が覚めた。なんて久しぶり。
「おなす…?」
だいずとあずきが覗き込む。とても心配そう。
「どうしたの?おなすは、大丈夫だよ?」
……あれ?こえ、出ない。どうして?なんで……。
「どうしたの?ってお顔、してる…あのね、なす、枕がなくなってから、あなた、目が……ぱっちりしてる。」
そうそう。さつまが怒って、おなすの枕、取っちゃったんだ。そしたら眠気がスーッと引いて、元気になったの。
でも、これ……あれ?
―――――あつい。
燃えるような苦しい感覚。これ、しってる。
これ、だめ……はやく、ちょうだい、眠くなるまくら。ないとだめ。おなす、また、あつくてあつくてたまらないの。あついあついからだがくるしいよ!
「熱い、熱いよ…!苦しいよぉ!!助けてぇぇぇ!!!」
おなすの絶叫に周囲の空気がが震える。ビリビリってなる。
「おなす!落ち着いておなす!……なにこの音!」
「い、いつもの、おなすの……歌……でも、違う。」
「いつもの優しい歌じゃないのだわ。……それにっ!この魔力、すごい……!」
酷い頭痛。鼓膜が破れそう。体が動かない。
「いや、いやいやいや!おなす、これ、嫌!助けて、また、いなくなっちゃうよ……!」
また、暴走してる。また、いなくなっちゃう。パパやママみたいに。怖がられちゃう。
「みんなと一緒にいたいの……みんな、みんなと!」
また、おなすは。そんなの、やだ。
「ひとりぼっちは、嫌ぁああああああああぁぁぁ!!!!」
「おなす!」
身体を、抑えられた。ううん、ぎゅってだきしめられたんだ。あったかい。おなすより、ちょっと大きい。
「大丈夫。私は、おなすの味方。」
いつも一緒に頑張ってた、灰色の髪。
「私は、おなすの味方。大好きな、おなすの、味方。」
開けた視界に映ったのは、優しくて頑張り屋さんの…。
大好きな、でも悲しそうな笑顔。
「うーちゃん。ソんなオ顔させテ、ごめ……ごメンネ……。」
ああ、アつクテあフレてタマラナイ。
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ボッカデラベリタ/柊キライ
アイアイアイヘイチュー な な な な なんですの
君がいなけりゃあたしは無い 無い
はい はいそうですね その通りです
喉を過ぎさる解かいの有り様よう
あ あ あ
アイアイアイヘイチュー な な な な なんですの
君は軽薄けいはく くたびれ だらけ
あたしいい子じゃいられない
それは常にひしひし
あなたワイワイドンチューノー てんでだめですの
意味があるなら言葉にせずに
ただし態度で示さなきゃ全てが伝わらないままになる
トップシークレット 明かさないように
そう
アイアイアイヘイチュー な な な な なんですの
君がいなけりゃあたしは無い 無い
はい はいそうですね その通りです
喉を過ぎればそれは真実
あ あ あ あ あるべき場所へ
あ あ あ あ あたし導く
あ あ あ あ 奈落の底で
アイアイアイヘイチューなんですの
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#てぃーぷろ
#ボッカデラベリタ
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