【2人声劇】めざめ
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【2人声劇】めざめ
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【2人声劇】 「めざめ」
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(2カウント後)
○「記憶がずっと後ろまでぼやけている」
たたかう勇気がない
たたかい方がわからない
○「僕は...何なんだ」
(01:16)
●「よお」
○「誰...!?」
●「俺はお前で俺はお前...ん?」
○「おれはおま...?」
●「あーもう、わかんだろ!」
○「んー、まぁ」
●「勇気は要らねえ。どう居たいか考えろ」
○「え、?あっ」
(01:03)
僕が目を離した隙にキミは消えていた。
(00:59)
●「おい」
○「わあっ!びっくりした...」
●「お前は俺で、お前は...俺はお前だ。」
○「何言ってんの、?」
●「俺の言ったことを思い返せ。お前なら大丈夫だ」
○「あっ、ちょっと待って!」
(00:43)
僕が止めるより先にキミはいなくなる。
たまに突然現れては
●「落ち着け、見つめるな。視野を広げろ」
よく分からないことを言ってくる。
(00:28)
○「ん〜...」
(00:26)
○「...!!」
キミはよく分からないこと言ってくる。
でも、おかげでわかった。
○「僕なら、大丈夫。」
思い出した...
ああ、生き返ったようだ
名のないキミは紛れもない僕自身だ。
♪〜
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○…記憶喪失の少年。語り手
●…記憶喪失前の少年の感情。○より少し大人びた印象がある。
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記憶を失い、何も思い出せない自分に日々葛藤し、悶えている少年。自分すらも分からなくなっていた。
誰のことも何の事も分からない漠然とした不安に駆られてしまっていた。
ある日、ふと誰かが言った────
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あとがき
目の前しか見えなくなると余裕がなくなって、自分が自分ではなくなるなと最近感じまして。
仕事でも恋愛でも部活でも人生でも、どれも同じようなことが言えるんじゃないでしょうか。
ひとつの物だけを見つめると周りが疎かになってしまう。
周りがなんと言おうと自分自身で気づかないとわからない。
そんな思いを作品としてまとめられないかと思った次第です。
初めてこういう感じの台本作りました。。上手く伝わるでしょうか...
是非少年視点で感じて演じてみてください。
※年齢、性別、アドリブなど自由です。お好きに( . .)"
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#2人声劇 #ヨルシカ #左右盲 #2人台本
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