彼と彼女のクリスマス〜第5章〜
BGM:c・書き手:香魚
彼と彼女のクリスマス〜第5章〜
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この小説が生まれたきっかけのプレイリストになります。
❄️彼と彼女の8小雪←「雪」がポイントです。
https://nana-music.com/playlists/3921812
🎄彼と彼女のクリスマス プレイリスト
https://nana-music.com/playlists/3926734
※この小説を声劇や歌にしたい方は、原作が私・香魚である事の明記と、最終章を投稿後にアップする無音コラボサウンドを使って下さいませ。
(聴きに伺いたいので、コラボ履歴に入れて欲しいのです)
※nana以外の持ち出しはご遠慮下さい。
12/6 天気 くもり
今日は2人ともリモートの日。
彼はコーヒーを飲みながら、彼女の事を考えていた。
(彼女にあげるココア、どこのお店のがいいかな。仕事終わったら、輸入食品店に行ってみるか。会社で使えるカップもあるといいかな。)
彼女もココアを飲みながら、彼の事を考えていた。
(お礼がわりのプレゼント考えなくちゃ。彼、いつもコーヒー飲んでいるから、仕事終わったら、保温カップを探しに行こうかな。)
それぞれの仕事が終わった夕方。
2人とも会社近くのショッピングモールへと足を運んでいた。
神様のイタズラか、出口に向かう途中にあるクリスマスツリーの前でばったりと出会う2人。
「あ…」
知らないふりをするわけにもいかず、彼女が先に声をかけた。
「お,お疲れ様です。お買い物ですか?」
「え、ええ。リモートだったんですが、会社に忘れ物したので、その…ついでに。」
「彼さん、忘れ物しないイメージがあったので、なんか、ホッとしました。私、会社でミスばかりしているから。」
「そうですか?そんな風に思った事ないけど…」
「メール送信ミス、しょっちゅうやってしまうし…」
彼は、彼女が誤送信した事を気にしていると思い込み、気遣うように、更に優しい声で話した。
「自分も誤送信しますよ。でも、おかげで彼女さんとお話できるようになったから…」
「あ、あの、この後、お時間ありますか?」
「え?は、はい。」
「もし、よかったら、夕飯、ご一緒しませんか?」
「ちょうどお腹空いていたし、食べて帰ろうとしていたから、ぜひ。」
彼女は,嬉しそうに話し出した。
「じゃあ、少し歩きますけど、穴場のお店があるんです。和食ですが、人も少ないから、会社の人に会う事もないかと。」
「いいですね。じゃあ。」
2人は互いのために買ったプレゼントの入った紙袋を、それとなく隠しながら、ショッピングモールの出口に向かった。
❄️続きはこちら
https://nana-music.com/sounds/0679a055
❄️二次創作用の空コラボ音源はこちら
https://nana-music.com/sounds/0679ade6
#妄想クリエイティ部
#cさんに感謝
#箱ちゃんに感謝
#なかゆきさんに感謝
#香魚が綴る物語
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