【声劇台本】淡色夏祭

【音楽】夏柑♪様【読み手】あなた様【台本】青木 街

浮き足たつ。 【台本についてのお願い】 台詞のコピーと貼り付けはお控えください。 コラボの際は音源主様の方へ何かしら反応して頂けると幸いです。 こちらの台本の音源は自作のものではなく、お借りしているものなので他アプリでの使用は控えてください。 よろしくお願いします。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【台詞】 八月。 赤い空に、提灯が揺れていた。 （ピアノ入り～） 時計の音と、テレビの実況中継の音。 母に手伝って貰いながら 淡色（あわいろ）の浴衣に袖を通す。 布地には金魚が泳いで、 微かに祖母の練り香水の匂いがした。 台所から出てきた祖母は大喜びで 畑から戻った祖父は目を丸くしていた。 祭りを控えた夕方はなんだか賑やかだ。 ひとり、二階へ上がる。 鏡台に置かれたひとつの口紅。 窓から差す西日で、少し温かくなっていた。 唇に乗せる。 少しは大人に見えるだろうか。 あの人は、私を見てくれるだろうか。 私より、ずっと歳上の 人ではない、あの人に。 早く会いたい。 早く、早く。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ あわいろなつまつりと読みます。 夏なので、神様とか幽霊とか 不思議で穏やかなお話が書きたくなります。 最近はガッツリ書き込むより、さらっと匂わせるのが好きです。 でも八月になったらガッツリ系書いてみたいなと思います。 夏柑♪さんの音が大好きです。 この世界観。たまらない…！ また夏柑♪さんの音で書けてとても嬉しいです。 いつもありがとうございます🌻 田舎住まいだったので 学生時代のお祭りは行けば必ず好きな子に会えるような感じで、めちゃめちゃ気合いが入っていたように思います。 最近はコロナの影響でなかなか行けませんが またあの空気を味わってみたいな。 そしてそろそろ蛍火の杜へを観て涙腺崩壊する時期です… あまりにも切なくて見るのに相当な覚悟がいるのですが、それでも毎年観たくなります。 青木 #街のほんだな #声劇台本