9話
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綴莉「えっと……こっちに曲がってますね。」
BᏫたん「うん!……あ!次はこっちなんだよ!」
綴莉「いっぱい曲がりますね……あとどれぐらいなんでしょうか……」
BᏫたん「うーん……あれ?ここで線が切れてるんだよ」
綴莉「線が切れてる……?魔力切れですかね……?それとももう近いとか……?」
BᏫたん「きっと近いんだよ!BᏫたん周りを探してみるんだよ!」
綴莉「私も探してみましょうか。」
心陽「何か探してるの?」
綴莉「わっ!……びっくりした……」
BᏫたん「おねえさん誰?」
心陽「驚かせちゃってごめんね。私は心陽。
何か探してるようだったから声をかけてみたんだけど……迷惑だったかしら?」
綴莉「い、いえ……!えっと……」
BᏫたん「もしかして探してた人っておねえさんかもしれないんだよ!」
心陽「私を……?」
綴莉「あ、あの……お願いしたいことがあって……本当に急で申し訳ないんですけど……
私達と一緒に……魔王討伐に行きませんか……?」
心陽「魔王討伐?何かあったの?」
BᏫたん「王様が攫われちゃったんだよ!」
心陽「あら……それは大変ね……。
でも私、薬草使うことぐらいしかできないかもしれないよ?少しぐらいなら攻撃魔法も使えるけど……」
BᏫたん「それでも大丈夫なんだよ!来てほしいんだよ!」
心陽「そうね……。わかった、私も行くよ。」
綴莉「いいんですか?」
心陽「困ってる人達を放っておけないから。是非お手伝いさせてほしいわ。」
BᏫたん「ありがとうなんだよ!」
綴莉「ありがとうございます。……あ、自己紹介がまだでしたね。私は綴莉です。」
BᏫたん「BᏫたんだよ!よろしくね!」
心陽「うん、よろしくね。」
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