サイレントクライ
悲撃のヒロイン症候群/Covered by🔥アンジュ🛡クリスタ
サイレントクライ
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第4話🔥🛡編「信頼」
各々魔物から解放された一行は、とにかく前へと進んだ。
あの魔物は門番のような役割で今まで多くの人間を追い返してきていたらしく、突破さえしてしまえばしばらくは安全だった。
「なんだか奇妙なくらい静かね…」
「そうだね。…っ!みんな、身を隠して!…あれを見て」
クリスタが指差した先には、明らかに禍々しい闇を放出している歪な建物があった。
「きっとこれが謎の組織のアジトだね…。でも、入口が4つあるみたい…?」
「どれかが当たりで、あとは全部フェイク…かな…」
「その可能性が高そうだね。…よし、みんな!この建物内では何があるかわからないから、魔法組と武器組で組んで正解を探そう」
中に入ってから"魔法使い組の能力が必要だった"、"武器使い組の能力が必要だった"、ということにならないよう、アンジュが提案する。
考えていることは皆同じだったのか、全員がこくりと頷いた。
「好きなように組んで、と言いたいところだけど…、そんな時間は無さそうね」
アンジュがそう言ってすぐ、建物の方から大量の足音と気配が近づいてきた。
彼女達に気づいたらしい魔物達が、建物から出てきているようだ。
「とにかく今近くにいる人と組んで進もう。魔物を作っているという噂もある、多分強行突破しないとキリがないぞ!!」
「そうね…!フェイクでも正解でも、ある程度探索が済んだら一旦ここに戻ってきましょう。先生、よろしくね。」
「ああ、行こう!」
アンジュは物理魔法でどんどん攻撃をし、クリスタが時折彼女を守りながら剣を振るう。
1番目の入り口に入る頃には、2人とも少し体力を消耗していた。
「数が多すぎる…やっぱり、魔物をつくってるっていう噂は…本当なのかな…」
「本当かも、しれないね…。息を整えたら進もう」
「ええ」
しばらく休んでから、2人は建物の中を進んでいった。
「先生、なんか気配する?」
「いや、しないな…。でも、どこかで息を潜めている可能性は十分にある。気をつけて進もう」
「うん」
アンジュとクリスタは警戒しながら歩いていたが、魔物らしき影も気配も全くしなかった。
「ね先生。ここハズレだと思うんだけど」
「そんな気はするが、決めるにはまだ早いぞ」
「わかってる」
軽い調子で交わされるテンポのいい会話には、彼女達の中の良さが表れている。
アンジュの通う学園の教師であるクリスタは、次期学園長という重荷を背負うアンジュのことを気にかけていた。
最初はアンジュがかなり遠慮していたが、やがて現学園長の前以外では友人のように接するようになったのだ。
「…先生、前方に影が」
「アンジュくん、実は後ろにもいるんだよ」
「挟まれてたのか…。先生、出口の方へ進もう。しんどかったら出口の方だけ倒して、逃げるもアリかも」
「そうだな。行こう」
2人が出口の方へ走り出すと、奥側にいた魔物と出口側にいた魔物が一斉に追ってきた。
「この辺りでいいかな?先生、背中預けたからね!」
「俺もアンジュくんに預けたよ」
アンジュとクリスタはそれぞれの自分の武器の長所をいかし、順調に魔物を倒して行った。
「奥の魔物、あとちょっとっぽい!」
「出口の方もあと少しだ!」
見事にすべての魔物を倒しきった2人は、疲れた表情で再集合場所へ向かった。
to be continued…
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「サイレントクライ」
🔥アンジュ(cv.あいじろ)
🛡クリスタ(cv.ぴぃた±)
🛡壊せないルール ジブンのしがらみ
🔥I don’t know way (don’t know way)
what you want?
I don’t know way (don’t know way)
what you want?
🔥それでも絶やさない かいくぐる微笑み
🛡Tell me tha way (Tell me tha way)
what you want?
Tell me tha way (Tell me tha way)
what you want?
🛡Ah 諦めんなってさ 🔥言い聞かすんだって
🔥論理 lonely 🛡道理 holy
🔥🛡お願いサイレントクライ
膝抱え誰かに助けを求める前に
🔥震える唇噛み締め僕らは己の翼で
🔥🛡サイレントクライ
闇に落ちた心手探りで掴むその日まで
🛡伏せた視線 地平線よりもっと高みへ
🔥🛡Ah もっと 彼方へ
。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。
#DTM伴奏 #サイレントクライ #悲劇のヒロイン症候群
#Cooperationjourney #こぺじゃに
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