【声劇台本】恋とはどんなものかしら、
演者様のお名前「」、『』
【声劇台本】恋とはどんなものかしら、
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新訳/人魚姫、或いは
泡沫のアリアに心奪われる話
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(※鼻歌のように微かに聞こえる歌声
どこかで聞いたことのあるアリアのようなメロディ)
『……おき た?』
『おぼれちゃった ね?』
「人、魚!?ごほっ」
『さぁて?』
「喋った…君、名前は?」
『…にんぎょは あわ も つかって はっせいする
おまえでは なまえを よべない ね、?』
「そっか、僕は満。…助けてくれてありがとう。」
『かわいいね、おまえ』
(※)
「ねえまた人が溺れてる!っ助けて、」
『そうだねえ』
「……なんとも…思わないの?」
『とてもおいしそう、とおもう な』
「僕をかわいがるのに ヒトを食べるの?」
『うん?わかるように、はなせ?』
「…人間と同じだよね、なんでもない」
(※)
「…最近毎日居るね」
『ヒトはわたしのうたがすき うれしいね』
「僕のことも食べようと思ってる?」
『かわいい から たべない いつか ね』
「君の事、怖いけど すごく好きな気がする。」
『んん……みつる、かわいいねえ』
「名前、おぼえてくれたんだ…!」
『うんうん みつる、すきだねえ 』
「…っあのさ、」
(思いのほか潮の満ちが早かったのか
足を滑らせた瞬間に波に縺れてしまう)
「あ、っ………!?…!ッッ」
『わたしのなまえをよんだ、ああかわいい』
(※)←お好みで
………………………………………
起承転結とか 意味とか 必要ない
これはおとぎ話ではなくて、実話だから
ね んん そうだねえ?
「」…人間の少年
大人しいようで好奇心旺盛、純粋で心優しい子。
名前は満とかいてみつる君らしい。
潮の満ち干きを利用した「秘密基地」で遊んでいたが
いつからか現れた人魚に取られてしまった。
『』…下半身が魚の女
無邪気によく笑う、姫のような美しい出で立ち。
歌うような 不思議な声と喋り方をする。
あらゆる意味でとりあえず人間がお気に入り。
岩場で出会ったみつる君はもっとお気に入り。
※)→なんとなくハミングで 存分に台詞に被せてどうぞ
強制ではないので好きな箇所だけで良いと思います。
もちろん何かしらの曲をしっかり歌うのも一興かと。
.)→「人魚は 泡も使って 発声する」です。
世界観の為に平仮名表記ですが誤解のないように
どうぞよろしくお願いします。
……
新訳 蟹によるおとがない話。
すごく迷ったんですけど、
置き土産になるだけのクオリティの作品は
これだけだったので。
囁くような愛の終わりにささやかな邪魔立てを。
素敵な伴奏お借りしております。
#卯木の台本
Comment
3commnets
- 紫姫お借りしました!
- たろぽ🪴🐳とても素敵でした。お借りしました!
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました😊ありがとうございました🙇