第3章 18話
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第3章 18話
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次の依頼はなんと旅人のメイドさんだった。メイドからの依頼なんて、一体なんなのだろうか……
「で、綴莉。依頼板を見て来たんだけど、依頼は何……?」
「それなんですけど……もう済んだんです。」
「え…?もう誰かが解決してくださったのですか……?」
「いえ……そういう訳ではなくて。
お嬢様が来てくださったことによって解決したんです。」
「私が来たから……?一体なんの依頼だったんだ…?」
「……入ってきてください。」
「……紗霧…いるの…?」
「えっ……りるむ……?なんで…君は私の部屋にあるドールだったはず……」
「紗霧……!会いたかった…!!」
「私もだよ、りるむ。でも夢見たい……子供の頃から遊んでいたドールが喋るなんて……」
「それなんですけど…最近、この辺りに雨が降ったんです。
そしてその雨があがった後にこの子が動くようになってて……
依頼内容は、この子をお嬢様に会わせて欲しいっていう依頼だったんです。」
「もしかしてそれ、あの伝説の「魔法のあめ」ですか…!?」
「「魔法のあめ」…?でもそうなのかもしれません……こんな不思議なことなのですから……」
「つまり「魔法のあめ」は物に魂を宿すもの…?
……すみません、少々失礼します。」
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