しかばねの踊り
きくお
しかばねの踊り
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DE FACTO-WONDERLAND
デ フ ァ ク ト ワ ン ダ ー ラ ン ド
呪いの黒電話 - Ending
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「…イト!」
ふあ、と一つ欠伸をしながら登校する。
結局、今朝の不気味な電話の音はあの2コール後にピタリと止み、スマホは壊れてしまい起動しないままだ。
修理に出すのも憂鬱なくらいに気分が落ちている。
あれもこれも、全てあの不思議な夢のせい。
「なぁ、ケイト!」
「あ、カリムくん…おはよ!ちょ聞いてよ夢に───」
「よかった…良かった…よ゛か゛っ゛だ゛〜!!!」
え?
駆け寄ってきたかと思えば、オレの目の前で泣き出したカリムくん。
慌てて慰めるように背中を撫でていると、後ろからバタバタと駆け寄ってくる足音が聞こえてきた。
「…っ、ケイト先輩…無事でいらっしゃったんですね」
息を切らしてやってきたのはシルバーくんとセベクちゃんだ。
「な、なになに?オレ、なんかした…?」
「…んぇ?ケイトは、”あの夢” 見てないのか?オレ達、3人とも同じ夢を見てたから、てっきりケイトもだろうって…」
「ちょ、ちょっと待って。え、もしかして黒電話の夢?」
「そうです、それです!!ケイト先輩、あの後、」
「おい、セベク!」
シルバーくんがセベクちゃんの口を手で覆った。
「ケイトが電話に出た直後、突然意識が無くなって倒れたかと思ったら…耳や口から血が溢れ出モゴッ」
…なにそれ。
え………オレが………?
「……でも、夢で良かったです。いま、こうしてお元気そうな姿を見れて安心しました。」
カリムくんとセベクちゃんの口を抑えていたシルバーくんが、ホッとした表情でそう言った。
「「ップハァ!」」
「シルバー貴様…ッ、…いや、今は監督生に話を聞きに行こう。どんな魔法を掛けたのか、聞き出さねば。」
「オレも気になる!」
「では…カリム先輩!今から監督生に会いに行きましょう!」
「おう!」
そう言って嵐のように去っていく2人に、「オレ達もいっちゃおうか」と少し晴れない気持ちを抱えながらシルバーくんと一緒に2人の後を追った。
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『しかばねの踊り』
きくを
(全員)しかばね音頭で踊りましょう
(ケイト)しかばねの踊り
(全員)しかばね音頭で踊りましょう
(ケイト)とり憑いた とり憑いた とり憑いた 何かが
黄泉の国へのみちづれに
(セベク)怨念が 怨念が 怨念が 陽気で
楽しい旅を 共にしようと
(カリム)しかばねの踊りで 頭がカラになる パ パラパラ
(シルバー)死にたいあなたはご招待 苦しい浮世を離れて ここは 甘美な
(ケイト/カリム/セベク)甘美な
(シルバー)楽園
(ケイト/カリム/セベク)楽園だ
(ケイト)おいで?
(全員)しかばねの踊り しかばねの踊り
生きてゆくのはつらかろと
(セベク)楽しい音頭で心のワレメに
腐った腸詰めつめてゆく
(カリム)うれしたのしの しかばね音頭
きみも仲間に入れたげる
(シルバー)有象に無象の魑魅魍魎 さあ墓場で踊りましょう
(全員)チャチャ ウッ
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【CAST】
ケイト・ダイヤモンド(CV:R!co√)
カリム・アルアジーム(CV:あんずのき)
シルバー(CV:出)
セベク・ジグボルト(CV:白虚)
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