刀女五話中編
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刀女五話中編
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【第五話中編】
天河「だから血を流して勝負を決めるよりも、素直に負けを突き付けるだけにしたと。……ほら、よく分かってるじゃないか。君は自分のやるべきことを理解している。これは常盤組として行動するのに重要なこと。何よりも君は優しい。護るとは何か。その糸口は掴んでいるようだね。」
朔弥「じゃあ、私は常盤組に!」
天河「こらこら、忘れないで。常盤組は女人禁制。だけど、君が常盤組と一緒にいて刀を抜いて、さらには敵に覚えられてしまったからそれはどうにかしなきゃいけないねぇ。」
朔弥「と、言いますと……?」
天河「君を常盤組で雇う。正式な隊士ではなく、外部からの助っ人にしちゃえば丸く収まるってこと。そうすれば刀を持っていてもいいし、保護ができる。なぜだか刀のことで妙に興味を持っていたようだからね。」
朔弥「刀……。」
天河「あ、刀のことは追々。みんなに君の入隊を知らせて、君の話が必要になった時かなぁ。ともかく!よろしくね。常盤組雇われ隊士、緒環朔弥ちゃん。」
朔弥「はい!!よろしくお願いします!」
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