オツキミリサイタル
じん 自然の敵P
オツキミリサイタル
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Heathcliff🕒御影綴
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Mitile🍀ポッシデオ消し炭
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Chloe🎀翠
https://nana-music.com/users/9753084
🌙.*·̩͙
🕒「もう、どうやったって無駄かもな」
🍀泣きそうな顔 見ていた
🎀「諦めないでよ」みたいな
言葉じゃ 全然足りない!
🍀「そしたらもっと元気を出さなきゃ、
🎀明日も眩んじゃう!」って
🍀🎀君を連れ出していく
無理矢理かなぁ
🕒日差しにブルーになる
君のこと やっぱ正直心配だ
🕒🍀瞳が潤んでいく
🌕「弱虫な僕には、ダメだよきっと・・・」
🕒だけど信じる、君だから。
🍀真っすぐ前を向いて?
🎀ホントにダメな時は、
🌕君の心を支えてあげる。
🌕『いっそ』なんて諦めちゃ
絶対ダメだから
ねぇ、一緒に進もう?
『独りぼっち』を壊しちゃおう、ほら!
🌙.*·̩͙
sound🎶 https://nana-music.com/sounds/00446c89
🌙.*·̩͙
「兄様がいない!」
飛び出して、ミチルは駆ける。ルチルは真っ直ぐな人だ。常ならば、少し散歩に出るだけでもミチルを心配させないようにと一声かける。それなのに、いないのだ。
「ど、どうしよう、兄様、わっ!」
突然、何かにぶつかった。よろめいた拍子に相手の綺麗な髪が視界に入る。
「ヒースクリフさん……?」
「えっと、君は……?」
「ミチルです!」
ヒースの差し出した手を取って立ち上がる。そうして、違和感に2人揃って首を傾げた。
「ヒースクリフさん、僕と会った事ありますか?」
握手会だとかは参加したことがないが、それでも絶対に会ったことがある。どこでかも、分からない。
「知ってる気がする。君のこと。それから、君も」
「っ!」
ツ、とヒースクリフが視線を動かした先で、赤い髪が跳ねた。
「あっ、あのっ、探している人がいるって、ほんと……?」
「兄様が」「シノを……」
また怯えるように肩が跳ね、視線を惑わせる。ぎゅうと握りこまれた指は色が変わるほど。
「なにか、知っているの?」
指を解きながら尋ねると、いちど強く目を瞑った。
「実は、シノもルチルもエレベーターの向こう側で、それで俺、本当は一緒に行くはずだったんだけど、違うそうじゃなくて、本当は俺たち友達で、でもなんでかみんな記憶がなくて、」
「落ち着いてください!」
オロオロと言葉を並べるクロエの背に、ミチルがそっと手を添える。
「何があったか、教えてくれませんか?」
☆
「ミチルと初めて会った気がしなかったのは、そういうことなんだ……」
「俺が頼りないから置いていかれちゃったのかなあ……」
「でも、そのおかげで僕たちは兄様たちを探せます! ありがとうございます、クロエさん!」
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