遠い夏~津軽に寄せて~ (part2)
谷山浩子
遠い夏~津軽に寄せて~ (part2)
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月曜日の谷山曲Part2🎶
お聴き下さりありがとうございます。
(ボリュームをお好きに調整してください。
モノラル音源へのコラボでは、
ボリュームがうまく調整できず
いざ再生すると遠かったり近かったり🙇♀️💦)
Part1はこちらです。
https://nana-music.com/sounds/060eb1fe
そしてPart3がございます🙇♀️
https://nana-music.com/sounds/060ef98a
よろしければ3部続けて
お聴きいただけると幸いです🙇♀️
とはいえ、キャプション長いですし、
文学あまり興味無いという方は
どうぞご無理のないように、よしなに🙇♀️
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この曲は谷山さんがお仕事で仙台に行き
太宰治の生家「斜陽艦」に泊まった時、
そこで山崎富栄の資料に触発されて書いた
という作品だそうです、
というPart1から…
太宰治。
自殺未遂を繰り返し、
妻以外に何人も愛人を作り
挙句、愛人と無理心中した…
事実だけ連ねれば
俗っぽい話になります。
確かに太宰は
同時に何人もの女性と関係を持ち
実子以外にも子を認知していました。
太宰治について語るなら
男性視点が必要になるかとも思いますが
谷山さんが描かれたのは、
「山崎富栄」
ということを前提に
私なりの視点で書いていきたいと思います。
(長い前置きすみません)
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山崎富栄は、太宰の最後の情婦、
愛人と書かれることもありますが、
ここでは情婦や愛人という言葉を
忘れてください。
たとえ妻がいても、太宰にとっては
恋人であり心の支えであったことは
「太宰治との愛と死のノート」
を読むと伝わってきます。
そこには山崎富栄の言葉で、
『お別れする時は一度はあげる覚悟をしておりました。性の問題というものは、慎みが必要だし、真面目に扱われてゆくのが本当だということを御承知のはずなのに』
とあって、ふたりが単に
情に流されたり一時の欲望で
そうなったのではないことが記されています。
そんな山崎富栄でした。
真摯に太宰を思い、
心の支え、生活の支えに
なろうとしていたと思います
(実際、繁盛していた美容院を辞め
自分の貯蓄をつぎ込んで
看護師として太宰の傍で
身の回りの世話を献身的にしていたそうです)。
なのに、その恋の渦中
太宰は妻でもない別の女性が
産んだ子供を認知する
ということがありました。
心中いかばかりか…。
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と、ざっくりではありますが
こんな人物背景を持って歌詞を聴くと
2番の「鳥はゆく 鳥の道」が
遠くに光る灯台の灯りのように見えてきます。
谷山さんはよく、それぞれの道がある、
ということを歌詞に書かれていて、
今回もそうだなぁと思いながら歌いました。
云わば、太宰も山崎富栄も
人はゆく 人の道に
外れてしまったと
世間的には言われているわけで。
でもそれもひとつの、
人はゆく 人の道
と言えるとも思うんです。
そして、空をゆく鳥の、
鳥の道の高潔さを思います
(あっ、こんな時にオシドリって
すぐに奥さん替えちゃうんだぜ
とか言うツッコミはなしよ😅)。
という思いを抱きつつ
続いて3番を歌いました。
キャプション相変わらず長いですが💦
もしよろしければ
お付き合いください🙇♀️
#うか谷山浩子 #nana文芸部
Comment
4commnets
- うか🐾城村優歌🐈今週コメントお休みし〼🙇♀️
- 雅楽明華(ウタアケ)曲と歌詞から、色んな感情が渦巻いて、今すぐ違うどこかへ翔んでいきたいのに翔んでいけない己の心や境遇、それでもなお狂おしくもひとりの人間にとらわれている愛が想いが苦しくなっちゃいます。 愛する人への執着?愛着?その強い思いすら虚構に思えてしまうことも時としてあるのに... とまあ、おしどりのキャプに( ,,>з<)ブッとなりながら、深く入り込んでしまいたくなる程の音と歌詞にかんぱーいです🥂
- うか🐾城村優歌🐈今週コメントお休みし〼🙇♀️
- こり🐸クロハモ蛙🐸まるで日本歌曲を聴いてるような、それでいて天城越えの世界がちらっと掠めることもあり→感覚的な意味で 不思議な世界観ですね… 谷山浩子さんの奥深さを感じました💙