エピソード①《とある日のふたり》
🛍ミレイ&💍レイナ編
エピソード①《とある日のふたり》
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📱ユア「皆さんこんにちは!本日よりTwitterで公開したエピソードのnanaでの投稿を開始します!本日は《とある日のふたり》のエピソードを投稿いたします。こちらのサウンドでは
🛍ミレイさん、💍レイナさん編のエピソードを公開しております。ぜひご覧くださいませ!」
※Twitter版との変更点はございません。今後もTwitterにてエピソードをすべて投稿し終わった後にnana ver.を公開します。
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____ある撮影現場にて
大勢の人に囲まれながら、中心で美しくポーズを決め続けているモデルの女性は、長時間の撮影になってしまっているにも関わらず、疲れや不満を一切顔に出していなかった。
「…ふぅ…流石"天才のミレイ"ちゃんだね。良い写真がたくさん撮れたよ。こんな時間まですまないね」
カメラから顔を離した男性カメラマンが女性___ミレイに笑いかける。
「い、いえ、こちらこそ長時間ありがとうございました…!」
ミレイは深々とカメラマンの男性や関係者に頭を下げ、礼を述べた。
「絶対に素敵なページにしてみせるからね。…そういえば、次のお仕事があるんだったかな?使う写真はこっちで編集長と話し合って決めるから、もう上がってもらって大丈夫だよ」
「申し訳ございません、承知いたしました。それではお先に失礼いたします。皆様お疲れ様でした」
ミレイは関係者に頭を下げながら撮影現場を後にし、次の現場へと足早に向かった。
*
____とあるテレビ局の一室にて
「遅れてしまい申し訳ございません。前の仕事の時間が押してしまいまして…」
「まだ大丈夫ですよ。あちらの楽屋でお待ちください」
「すみません、ありがとうございます」
ミレイは息を切らしながら楽屋へ向かい、中に入ると深呼吸を繰り返した。
「あっお姉ちゃん!!お疲れ様!」
「ありがとう、レイナ」
ミレイは自らの双子の妹であり、次のTwinkler+Twinsのリーダーとしての仕事で一緒でもあるレイナと合流し、ここで漸く椅子に座った。
「今回のお姉ちゃんの撮影担当したカメラマンさん、やっぱり噂通り魔法使わなかったの?」
「ええ、魔法は一切使わず、自らの手で撮影をなさっていたわ」
「やっぱりそうなんだ…。」
レイナは信じられない、という表情を一切隠さずにこぼした。
「あの方は以前から魔法ではできないことも当然ある、とおっしゃっていたけど、今日、それが少しわかった気がするわ」
「…魔法じゃできないこと…か。でも確かにそうかもね…。便利だけど、魔法の開発はかなりの難易度っていうこともあって新しい魔法はできにくいから、結局おんなじになっちゃってるもんね」
レイナはそう言いながら指をスッと振り、魔法でティーカップとティーポットを呼び出した。
「お姉ちゃん疲れてるだろうから、中身は疲れに効く茶葉をブレンドした紅茶にしてみたよ」
「あら…ありがとう、レイナ。さ、この話はここまでにして。そろそろ最終確認を始めましょう」
「はーい」
*
____仕事終了後、街にて
「お姉ちゃん、お姉ちゃん!!このワンピお姉ちゃんに似合いそう!」
「あら、そう?今度買いに来ようかしら」
「レイナ、あのアクセサリーあなたに似合いそうよ」
「ほんと!?明日買いに来ちゃおうかなぁ」
メガネとマスクをしたミレイとレイナは、仕事終わりにウィンドウショッピングをしつつ、お喋りを楽しんでいた。
お互いに似合いそうなものを見つけてはお互いに伝えながら。仕事の話や今度のオフの日の話をしながら、ふたりは仲良く帰路についた。
とある日のふたり《ミレイ&レイナ編》完
BGM…桜 様「オリジナルBGM ②」
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