声劇台本【復讐と恩返し】

青年「」　男「」

声劇台本となっております。 アドリブや性別などは自由にしていただいて構いませんが、世界観を崩すようなものはご遠慮下さいますようお願いいたします。 【男】 元々何処かの国の侍大将だった。上の命令により疫病に侵された村人達を村ごと焼き殺し、唯一病に罹っていなかった青年を一人連れて失踪する。 青年に真実は伝えず、彼を強くし、彼の手によって殺されることを望む。 【青年】 男によって焼かれた村の生き残り、唯一疫病に罹っていなかった。 最初の頃は昼夜問わず男を殺そうとしていたが、共に過ごすうちに迷いを持つようになる。 何か理由がある事は察しているが、殺されたいと望む男の為に、その望みを叶えるべく剣を振るう。 ====================================== SE刀がぶつかる音 青年「ぐぁ！！……がはっ……！」 男「悪りぃな坊主、そんなんじゃお前に殺されてやる事は出来ねぇ」 青年「殺して……やる……皆んなの仇……！！」 男「無理なんだよ今のお前には。だからよぉ……」 青年「はっ……はっ……！」 男「さっさと俺を殺せるようになってくれ」 〜無音〜 青年 その男は、自分を殺させる為に俺に戦い方を教えた。 〜BGM〜 男「甘え」 SE殴る音 青年「がっ……！！」 男「遅え」 SE蹴る音 青年「ぐふっ！？ごほっ！ごほっ！」 男「お前、てんで強くならねえな」 青年「っ……黙れ」 男「まぁ、殺意だけは一丁前か」 〜時間経過〜 青年「……なんで村のみんなを殺した」 男「前にも言わなかったか？そういう気分だったんだよ」 青年「何年も一緒に居たら、それが嘘だってことぐらいわかる」 男「嘘だろうがなんだろうが、殺した事実は変わらねえ」 青年「理由は、やっぱり話してくれないのか？」 男「……お前は復讐者として俺を殺す、俺はお前に殺される事で過去を清算する……俺たちの関係性なんて、それだけだ」 青年「……ああ」 青年 泣きそうな顔で語る男に、俺はそれ以上何も言えなかった ====================================== お借りしたBGM.SE 【効果音ラボ】様より 各種SE 【DOVA-SYNDROME】様より おとぎ話　　　shimtone様 #声劇　#掛け合い　#台本　#猫木の台本