【声劇】帰る場所【鬼滅の刃】
宇髄天元: 煉獄杏寿郎:
【声劇】帰る場所【鬼滅の刃】
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無限列車からの二次創作です。
千寿郎が兄上に思いを馳せて不甲斐ないと思ったって台本を書きましたが…煉獄さんは充分救われていただろうなとは思っています。
夢の中に千寿郎が居て、自分自身に共鳴して泣いていた。
そして、父上も含めて、あの家に帰ると言う事が煉獄さんにとっての一番『いい夢』なんだろうなと。
「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ」
「強さというものは肉体に対してのみ使う言葉ではない」
ってもう、瑠火さんと千寿郎…
千寿郎が、
「おかえりなさい!」
と迎えてくれる、この家を。
出会う人々の小さな世界(家族、家庭)を。
その一つ一つを、失いたくない。
手が届く限りは、絶対に俺が守る。何があろうとも。
そんなこんなで、
前に書いた『拝啓、兄上』のアンサー的な台本です。
⬇️
https://nana-music.com/sounds/05d83616
宇髄天元▶️宇
煉獄杏寿郎▶️煉
(宇髄さんの『墓前での話』台本の下に貼りました)
帰る場所
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
宇:ありゃ、お前の弟だな。千寿郎と言ったか?
煉:ああそうだ!
宇:まあ、聞かなくてもあんなにそっくりなら間違えねぇな
煉:そうだろうか?俺と違って、玉のような肌に、ガラス細工の様な瞳がいつもキラキラとしている。料理も裁縫も上手い!出来た弟だ!
宇:ふぅん。煉獄なら、腕も立つのか?
煉:いや、武の才はあまり無いかもしれないな。
出来ることなら弟が刀を握らなくてすむような世の中になればと思っている。
宇:まあ、間違いないが。
煉:あの子は、感情の機微に聡い。俺が話す事実に、笑ったり泣いたり悔しがったりする。それを見て俺は、人は、こうなのだ、と思い出すのだ。
判断を鈍らせる事になるからと、俺が自ら蓋をしている中にあるモノを、感じ取り、表す。自然とな。
それは、多分、彼が刀を握ってしまえば、失われてしまうものなのだ。
刀など。振るわずに済むのなら、振るわなくとも良い。
宇:お前も難儀だな。
煉:そうだろうか?帰る場所になってくれる人を大事にしたいというだけなのだが。
宇:まあ、鬼共なんぞ、俺等でド派手に蹴散らせば良いさ。
煉:そうだな!共に立ち向かって行こう!宇髄!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
己が強くある為に、『煉獄』を背負ったお前の生き様は、全てを捨て来た俺には眩しかった。
だが、煉獄よ。俺は『煉獄』では無いお前も見てみたかった。
全てが終われば、それも知れるのか。などと考えているうちにお前は去ってしまった。
生きねば、生かさねば。
もう何も奪わせてなるものか。
煉獄。俺はお前にそう誓うよ。
『拝啓、兄上 』『帰る場所』の全文
https://twitter.com/nagimcssi7/status/1361153362662580230?s=21
BGM
DOYA-SYNDROME
蝉。夕空。もっぴーさうんど様
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