◆フィクサー
🎭イルジー・クラフ_CV.サマンサ(ぬゆり)
◆フィクサー
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Character's Song #1 & Secret Data
◆ No.04 🎭フィクサー/ぬゆり
【 Corrupted hymn 】
Singer : イルジー・クラフ/CV.サマンサ
Profile : https://nana-music.com/communities/1153571
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Lyric/
今日までの記憶の全部を消してしまう時まで眠れない
あしたから生きていく自分の身代わりが欲しくて堪らない
大丈夫と言わせて 後から君のせいにさせてはくれないか
今更意味ないから後から君のせいにさせてはくれないか
出来ない約束を
とうとうと溢れる一言一言ばかりに脳を奪われるくらい
意味を成せない 何も出来ない
見えない 逃げたい 飛びたい やめたい
逸らせない
だから 沈め
這い上がれないほどまで
飽きるまで 落とせ
救い垂らす時まで
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ドッペルゲンガー。
その特性上、代々人間と共に生活をしている種族。
当たり前のように"他人の姿"を借りて
"他人の名前"で暮らす。
故郷に個人の名前も記録もなく
ドッペルゲンガーとして成熟した家族は
淡々としていて無感情。
自分の姿に戻れば、
いくら良い成績をとっても「誰かの功績」。
出来た友だちも「ただの他人」。
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××年×月×日
昨日遊んだ友だちに、この姿のまま話しかけてもわかってもらえなかった。
××年×月×日
エレメンタリースクールのテストで1番になった。
でも掲示板に貼り出されている名前は自分ではない。
名前を借りた人間が喜んでいた。
××年×月×日
同族よりも自我が強い事を自覚する。
まるでいないように扱われるのはどうしてだろう。
たぶん、自分は怒っている。
××年×月×日
とあるグレートセブンの文献を見つけた。
これを憧れというのだろうか。
自分も自分の意思で何かをやり遂げたい。
そうすれば歴史に名前が残る。
誰も自分を忘れない。
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××年×月×日
NRCからの招待状が届く。
嬉しかったので両親に知らせた。
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両親から何を言われたのか覚えていない。
家を出た。
××年×月×日
何も考えずに飛び出して来たので今更寝る場所もお金もないことに気付いた。
持ってるものでお金を稼ぐ方法を考えないと。
××年×月×日
テントを買った。
初めて焼いて食べたスモアの味が忘れられない。
××年×月×日
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××年×月×日
入学の式典に出席した。
そういえば、家を出てからちょうど1年になる。
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———そうして現在に至る。
憧れの学校生活、生活と学費のためにバイトをしながら授業は常に全力。
抑えられない好奇心による失敗すら目に新しい。
自分の名前を誰かが呼ぶこと、他でも無い自分自身にあらゆる感情を向けてもらえる今が楽しくて楽しくて仕方がない。
良くも悪くも、無邪気に。
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イルジーの行動原理はいつだって「楽しいことがしたい」「人の感情が動くことがしたい」という願望と「上手く気持ちを隠している人間を見ると腹が立つ」という嫉妬から。
人に紛れていないと落ち着かない一族の性質も相まって、誰彼構わず悪戯やお喋りを振り撒く厄介な性格になってしまった。
ただし(一部例外を除いて)困らせようという気は全く無く純粋に人の喜怒哀楽を引き出したいだけなので、人との関わり方は千差万別。出来れば普通に仲良くしたい……とは思いつつ、自身の振る舞いを直す気は毛頭ないため今日も今日とて道化に徹する。
常に薄ら笑い。舌もよく回る。
加えて多くの人の内面に触れたことで達観したような態度をとっているものの、イルジー自身がまともな人間関係を築いたことなど未だかつて一度もない。
人によっては煽っているように見える顔も、ただ単にどんな時にどんな顔をしたら良いのか分からないから笑っているだけである。
当然友人など出来た試しが無いので人との距離感が分からず、素直になればなる程喧嘩になるという悪循環に陥るため永遠に友人はできない気さえする。
そもそも自分の内面を曝け出すことが滅多に無いため喧嘩にすら発展しない。
一部、例外を除いて。
どんな失敗でも楽しみだと感じる強かさを持つ一方で、唯一「自分が誰の記憶にも残らない」ことを極度に恐れている。
まだ家を追われる前、誰も自分の名前を呼ばず、誰も自分に声を掛けることがなかった時代。その時に感じていた自分自身の居場所を教えてくれるものが何も無い感覚が今でも苦手。
他の同族は平気なことがイルジーには出来なかった……「人間の心を持ってしまった妖精の成り損ない」というコンプレックスもまた人間への嫉妬心という歪んだ形で現れている。
人に忘れられない為には我を通さないといけない。
ドッペルゲンガーとして生きるなら自我を捨てないといけない。
イルジー・クラフとして生きている今も、決して相容れない二つの葛藤を抱えている。
自分の力で偉業を成した「百獣の王」と「砂漠の魔術師」が幼少期からの憧れ。
今でも二人に纏わるエピソードを聴くと胸が踊る。
好きが高じてサバナクローとスカラビアの寮長の前では借りてきた猫のように大人しくなる程。
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◆ ウィア・ファティ
一言で言うなら「気に食わない」。
ユニーク魔法で中身を知っているだけに「痩せ我慢」「澄ました顔が嫌い」「上手く立ち回ってるように見えて腹が立つ」等々複雑な感情を抱いている。
性格の不一致以前にウィアの存在自体がイルジーの神経を逆撫でしていることに気付くのはまだ先の話。
相手のことを理解すればする程、共感するものが見つかれば見つかる程、根本的に"わかりあえない"と感じている。
不本意ながら能力面では全幅の信頼を置いている為、同じ目的のためなら足並みを揃えることもやぶさかでは無い。
◆ ストラ・スーニスト
最初に姿を借りた際、あまりの自我の薄さに驚いた。
表面だけの取り繕った態度が鼻についたため、それを崩したくて色々と試行錯誤を重ねるうちに一日一回怒らせる事がノルマに。
完全に舐めて掛かっているが、副寮長として尊敬している所もあるにはある。
どことなくシンパシーを感じなくも無いため
、ストラ先輩が何らかの理由で元気がない時には(秘密裏に)何とかしようと動くこともあります。
「反応が無いとつまらない」というのが主な理由だけれど。
◆ ヒイエ・ロードオーゲン
怖い人。
ユニーク魔法を使っても変身出来ない唯一の人。
"成ろう"とすると自分が消えて無くなってしまうような感覚に陥り、過去の嫌な記憶を思い出させる。
けれど「この人になれれば自分の中の何かが変わるかもしれない」という期待も抱いており、まずは中身を知るために行動を共にしようと付き纏っている。
もしかしたらイルジーなりにまともに関わろうとしている点でも唯一かもしれない。
性格や思考が分からない故に盲目的な所あり、周りと齟齬を生むことも。
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ユニーク魔法は外見と人格の模倣。
それに加えて5分の間能力も模倣することができる。
能力模倣の発動条件は"フルネームを知っていること"。
自我が弱かったり衰弱してる人ほど"成り"やすい。
姿を借りるだけなら詠唱省略も可。
「俺は"姿"、俺は"声"。
ご機嫌よう、▓▓█▓█。
『親愛なる沼男(ハロー・スワンプマン)』
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