仲良し三兄弟【オリジナル単発作品】
なりぃ
仲良し三兄弟【オリジナル単発作品】
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オリジナル小説「仲良し三兄弟」です。
今回は長女🟥verです。
バーっと書いたので、非常に長いです。
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私は三兄弟のうちの長女で、高校二年生。
とにかく些細なことでも怒ってしまう性格。
直したいとは思っているんだけれど、
つい感情的になっちゃうんだよね…
私には兄弟がいる。
次男と末っ子。二人とも男性。
私は長女だからなのか、甘えることが苦手。
兄か姉がほしいと何回思ったのやら…
あと、これまででもいろんなことを
我慢させられてきた。
親からは「長女なんだから」とか、
「これくらい我慢しなさい」とか…
なんで私だけ我慢しなきゃいけなくて、
弟たちにはそれを押しつけたりしないの?
長女だから?最年長だから?
そんなのは理由でも何でもない…!
私だって…思いっきり甘えたい…!
思いっきり好きなことをしたい…!
なのに…どうして…?
話を変えるけれど、私は幼い頃に父から虐待?を
されていた。
祖父祖母の家へ遊びに行った帰りで、
父に怒鳴られたり、お尻を真っ赤になるまで
何度も叩かれたり…
なんでそうなったのかは忘れたけれど、
あの時の気持ちと痛みは、今でも鮮明に覚えている…
その後一人でいつまでも泣いていたっけ…
…なんで怒られるのはいつも私なんだろう…
そんな経験があった私は、今でも父に少し恐怖心を
抱いている。近くにいるだけでも嫌だ。
私がそばにいたら、私に何か強く言ったり、
大きな拳で殴ったりするかもしれないと無意識に
警戒したり…名前を呼ばれただけでも、
必ずといっていいほど嫌な予感を感じていた…
幼い頃、そんな父に暴力をされるたび、
私は泣きながら母にその出来事を話した。
その後両親の言い争いが始まった。
私は一人部屋に引きこもり、耳を塞いで、
ただ言い争いが終わるのを待っていた…
ある日、父から
「お前俺が何か言ったときにすぐアイツに言うな。
お前はトラブルメーカー。」と言われた。
私はひどいショックを受けたが、今でも母に、
父にされた出来事を伝えている。
でも言い争いはやめて!
なぜなら、また父に怒られることを恐れていて、
あと両親の言い争いは二度と見たくも聞きたくも
なかったから。
あと私は「とにかく不器用」で「何もできない」。
整理整頓やゴミの分別、洗濯物の畳み方、
料理…誰しもができて当然であろうことが、
私にとっては大の苦手なことばかり。
できることでも結局あたふたしてしまい、
最終的には母がやってくれる。
とても申し訳なかった。しかし、問題はその後。
私が何かをやろうとして、結局できなかったら、
母はよく大きなため息をつく。
そして「本当に何もできないね」と呆れたような
声色で私にそう吐き捨てていく。
…それを言われるたびに、胸が苦しくなる…
……わかってるよ…そんなこと…
「悪かったね何もできなくて…」
私は母に向かってそう呟いた。
すると、母は
「だって本当に何もできないじゃん!
そんなんじゃ将来心配だよ?
パパにそっくり!」と怒りがこもった声で
私に言った。
私はその勢いに負け、溢れそうな感情と言葉を
飲みこんだ。
そして出てきた言葉は…「ごめんなさい」
私は「ありがとう」より「ごめんなさい」のほうを
よく言うし、長所より短所を多く思いつくことが
できる。
親からは「何もできない」「トラブルメーカー」などと
いったレッテルを貼りつけられている。
どうせこんなもの、剥がしたくても剥がせない…
これが「私」の存在価値なのかもしれない…
でもそんな「私」を…誰でもいいから
認めてほしかった…受け入れてほしかった…
でも無理だよね…わかってるよ…
ごめんなさい…こんな「私」でごめんなさい…
私は周りと違って、父のようにすぐに怒るし、
本当に不器用。
私は何もできない自分が嫌い。
皆も、両親も、全部大っ嫌い。
気づけば私は……瞳が「赤」に染まっていた。
気づけば私は……とある歩道の前に立っていた。
進みたい気持ちは薄々あったものの、その一歩を
踏み出すことはできず、その場に立ちつくしていた。
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もういやだ。
※この小説の一部はノンフィクションと
なっております。
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- なりぃ皆さんは「赤色」か「桃色」、どちらが好きですか? 私は朱色と朱殷が好きです。
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