夕焼け小焼け

Puttyel-パティエル-

🎗和菓子コンテスト 🍫チョコペア⭐ パティシエ ふーら https://nana-music.com/users/7586216 チョコの隣人 彩の助 https://nana-music.com/users/464856 ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ sweets 『夕焼け空のチョコレヰト大福』 天然素材である紅麹の色素で着色した美しい夕焼けグラデーションカラーの求肥、その中身はホワイトチョコレートを練り込んだ白餡と、アクセントに砕いた胡桃を少々…幼かったあの日、お家の近くのお山から拝借して割って食べたこと、ありませんか？ 秋の優しいそよ風が吹き抜ける、お山のふもと。もうじき日が暮れます。2つ仲良く並んだ大福にチョコペンで描かれた烏が｢さあ、手をつないで。一緒に帰ろう｣と、あなたを呼んでいますよ。 ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ lyric ゆうやけこやけで ひがくれて やまのおてらの かねがなる おててつないで みなかえろ からすといっしょに かえりましょう ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ story 和菓子。 その単語を目にした瞬間、私達は掲示板の前で絵に描いた様に固まった。 ｢…どうしよう、私和菓子なんて作ったこと無いんだけど｣ ｢そーゆうのはきなこ達の仕事だと思ってたんだぞ…｣ まあ何事も行動してみなければ始まるまい、と気を取り直して、改めてテーマに目を通す。今回は『空』か… 一口に空と言っても色々ある、朝焼けにお昼の青空、何もお天気の日に限った発想をしなくても良いような気もするし…… なんてうんうん唸りながら考えていたらいつの間にか夕方になっていたらしく、17時を告げる町内放送が流れてきた。 ｢あ、ゆうやけこやけだ。僕これ好きなんだぞ！｣ 私の肩で腕を組んでいたチョコちゃんがふと顔を上げた。ご機嫌で口ずさむメロディが、子供の頃から慣れ親しんだ、懐かしく暖かみを感じる弦楽器の伴奏に乗って私の耳に入ってくる。 ｢もう5時だね。いい加減帰ろっか…立ちっぱなしで足疲れちゃった｣ ｢おー！作戦会議は明日から、なんだぞ！｣ 応募要項にくるりと背を向けて、真っ赤に燃える様な、それでいて優しく包み込む様な夕焼けと共に、私たちは帰路についた。 まさかこの『夕焼け』が後のヒントになるだなんて、思いもしないまま。 ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ 📝審査員コメント ★★★★★ 『……素敵です……… しっとりと優しい味。 求肥のグラデーションも綺麗ですが、何より凄いのは餡ですね。 アクセントに入っている胡桃の香ばしさがより一層"夕焼け"を表現しています。 それに……うん。 あなた達2人はきっと優しい子なのですね。 お菓子には作った人の魂が宿るのですよ？ 美味しいお菓子をありがとうございました。』by. ameno ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ #Puttyel