Crazy Party Night 〜ぱんぷきんの逆襲〜
カルティフィラム&ローズ
Crazy Party Night 〜ぱんぷきんの逆襲〜
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PM10:00 October31
右から楽しげな歌声、左から優しい歌声。
月の下優雅なワルツを踊る少女に、
異国の踊りを踊る少女。
くすくすと。ひそひそと。
パーティは密やかに盛り上がっている。
一体どんな人達の集まりなのだろう。
年齢も性別も国籍も異なる人々。
周りにはたくさんの気配がするのに、
笑い声や話し声がするのに、
何故かそこにいるようでそこにいないような。
四季の花が咲くこの庭は妙に存在感が曖昧だ。
もしやこの人たちはこの世の者ではない?
思わずぞっとしたその瞬間。
「あ、あの大丈夫ですか?」
「気分悪いのー?」
振り向くと桃色の髪と瞳をした二人組が
心配そうに顔を覗き込んでいた。
大きなリボンのついたとんがり帽子に
お揃いの黒のワンピース。
髪の色も似ているしこの二人は姉妹だろうか。
貴方がそう問いかけると女性の方が
急に顔を赤く染めてはにかむように笑う。
「わ、私たちが姉妹みたいだなんて……!
そんな風に見えますか?」
「カルがお姉ちゃん?楽しそう~!」
「ううっ!ローズみたいな可愛い妹がいたら
きっと世界一の幸せものだね……!」
……どうやら違うようだ。
それなら一体この二人は…?
不思議そうな貴方に二人は幸せそうに笑う。
「そんなの、ローズはカルの歌乙女だよ!」
「私はローズのマスターです……!」
歌乙女。マスター。
今日はその言葉を何回も聞いた。
………いや、それより前に聞いたことがある。
そうだ!確か寝る前に見た招待状。
そういえばあの招待状に押された封蝋、
この店と同じ名前が刻まれていなかったか。
「ご歓談中失礼します。お客様、
こんな所にいらっしゃったのですね」
「ウルツァイトさん!」
声をかけてきたのは燕尾服のようなスーツに
身を包んだ少年──いや、少女だろうか。
作り物めいた顔立ちは年齢も分かりにくい。
洗練された所作や落ち着いた表情を見ると、
意外と歳をとっているのかもしれない。
「さぁお客様、こちらへ。
早くしないと夜が明けてしまいますよ」
「ウルツァイトさんが来てくれたなら、
もう安心だね!良かった~!」
「ハロウィンの夜を楽しんで下さいね!」
寄り添いあって嬉しそうに笑う二人の魔女。
くすくすと。ひそひそと。
あの世とこの世が交わるおかしな夜の
おかしなパーティーはまだまだ続く。
#EQCENTRIEQUE #カルティフィラム #ローズ
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今日は魔法の夜だから オカシな世界にいこ
街にイタズラしかけて とてもワクワクするの
I say Yeah! You say Hoo!
ぱんぱんぱんぱら ぱんぱんぱん
夢の中に迷い込んだみたい
I say Yeah! You say Hoo!
ぱんぱんぱんぱら ぱんぱんぱん
ララララララ みんなで踊ろうよ
Pa Pa Party in The Pumpkin
ダンシング ダンシング Halloween
かわいいおばけと Hallo Halloween
Pa Party in The Pumpkin
Crazy Crazy Crazy Night
ダンシング ダンシング ぱんぷきん
Crazy Party Night
ぱんぱらぱんぱん ぱんぱんぱん
ぱんぱらぱんぱん Crazy Night
ぱんぱらぱんぱん ぱんぱんぱん
ぱんぱらぱんぱん Party Night
Crazy Party Night !!
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