【朗読】ゆきのふらない森
真琴
【朗読】ゆきのふらない森
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……ろうどく???
良かったら聞いて言ってくださいまし〜。
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絵本のなまえ:ゆきのふらない森
物語の進行役⚫
小人◇
冬の精♠
おはなし・絵:真琴
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(物語のはじまり)
あるところに、ひとりぼっちの小人がいました。
小人は、大きくて深い森の奥に住んでいます。
ともだちはいません。
毎朝、家にしている木の幹からリスが降りてきて、トントンと地面を鳴らすくらいです。
そうして、今日もその音で目を覚ましました。
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◇「やぁ、なんてきれいなんだ!
まるで宝石のようだね。」
⚫毎日世話をしていた花がようやく咲いたようです。
小人は、思わずうれしくって飛び跳ねました。
⚫それから、『花がどんなに美しいか』
『どれほど心を込めて世話をしたか』を
誰かに話したくてたまらなくなりました。
今までこんな風に思ったことはありません。
◇「もしも僕にともだちがいたならなぁ」
⚫小人は胸にチクリと針が刺さるような気持ちになりました。
⚫その夜(よ)、外は酷く冷え込んで
森に初めての雪が降りました。
朝でもないのにトントン、と音がします。
♠「やあ、いるんだろう?開けてくれ。」
◇「君は誰だい?」
♠「私は冬の精。
君のその花を譲ってほしいんだ。」
◇「なんだって?!彼女は僕の友人だ!
簡単には譲れないよ。」(被せ気味に)
♠「おや困ったな、それじゃ私は消えてしまう。」
◇「……消える?」
♠「私たちは、その花を生きる糧にしているんだ。糧がなければ消えてしまう。」
◇「……わかった、君に譲ろう。
でも、そうしたら僕はまたひとりだ。」
♠「そんなに哀しまないで、私が君の友になろう。」
◇「いいのかい?」
♠「もちろんさ!」
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こうして、大きくて深い雪の降る森の奥では
いつまでも楽しそうな声が響いていたそうです。
(めでたしめでたし)
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2commnets
- 真琴/低浮上気味
- まめまめ🍀💍🌸🎀🦋 相方:ななみん🌸凄い!声優さんだぁ✨1人で何役も出来ちゃうんですね!!👏👏👏👏