初めまして「ハスタとりく」
秘密結社 路地裏珈琲
初めまして「ハスタとりく」
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「りくちゃん聞いてほしいんだ、私は村人...最初のターンで狼は私を狙ったし、私は次の夜に狼を吊る際ちゃんと協力しているよ」
「...なるほど」
「彼はことを穏便に済ませたいようだ、最初の夜から自分に標的が向かない間、とても大人しい。なぜなら狼だからさ。ここはひとつ、積極的に手を組んでタナカさんを吊ろう」
「えっ」
「なるほど!!よし、吊ろう!!」
「ええっ、待ってください、僕は善良な一般市民...顔からして、一般の...」
「見てご覧、図星を突かれて論理が破綻したどころか、そもそも弁解の余地もない」
「よーし、タナカさん覚悟!!サトウさんチェックお願いします!!」
「......狼陣営生存で勝利になりまーす」
「「うわぁあぁ....」」
「ふふふ!失礼、そういうゲームだからね。もう一回する?」
「する〜、次こそ...次こそ勝つんだもん!」
「りくちゃん、それさっきから3回目です〜...」
「君もいい加減、疲れたら疲れたって言ってくれていいんだからね?ハスちゃん。このこの元気が尽きるの待ってたら、あのへんでギブアップしたこ達みたいにヘトヘトになっちゃうから」
「とんでもない、楽しくってしょうがないの!久々にこんなゲームしたら、試したい戦略が山ほど湧いて尽きないものね!さあ、りくちゃん!」
「そうこなくっちゃー!ハイハイ、みんなもう一回やるよ〜」
「......ははぁ、これは案外、お嬢ちゃんがひとり増えた感じ?」
「うわぁ🙂」
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※セリフ調のところにお話よりも声劇のようなテンポを感じたので、声劇台本風に会話文を作成してみました。
二人とみんなは夜な夜な、頭脳戦のボードゲームで盛り上がってるみたい。
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