星の灯火〖第二話〗
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星の灯火〖第二話〗
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二話
ゆかり「今日はお客さん少なかったね。」
晴輝「いや…あの時期の波よりは少ないに決まってるよ。それに少ない方がいい。」
ゆかり「だよね。少ない方がいい。」
龍樹「間に合った!?」
聖花「りゅーくん、はやいよ…。」
龍樹「だって、時間が本当にギリギリで!」
ゆかり「間に合ったって。ほら、乗りな。」
聖花「失礼します!」
晴輝「電車にそんな他人行儀は必要ないぞ?」
聖花「うわあ。ストーブだ…。」
龍樹「安心する感じなんだね…。お、これはお人形?」
ゆかり「ここは北極星までを繋ぐ列車だから必要でしょ?」
龍樹「ああ。確かに。ちっちゃい子が多いもんな。」
晴輝「じゃあ、木星に出発だ。って、木星については知ってるよな?」
聖花「確か、お店がすごいいっぱいある世界?」
龍樹「そして、海王星で神様に生きる場所を決められた人が一時期いる場所だな。」
ゆかり「生きる場所…っていうのは間違いかもね。もうすでに死んでるから。」
聖花「じゃあこの私たちの状態はなんていうんだろうね?」
晴輝「わかんないけど、まあこの世界自体が意味不明だからな。」
龍樹「確かに。」
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