カトリーヌ様と執事【声劇台本】
読み手:○○ 台本:結愛
カトリーヌ様と執事【声劇台本】
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以下、台本
僕はこの広い宮殿で、住み込みで働いてる執事だ。
僕の仕えてるお方は、それはそれは、とっても我が儘で甘やかされて育ったのだ。
…あ、今のは誰にも内緒ね?くす
その仕えてる主というのは、まだ幼くて子供のようで。でも、どこか大人びている一面もある、不思議なお方だ。
そのお方の名前はカトリーヌ様。
黙っていればお人形のように美しいのだが……
あ、そろそろカトリーヌ様がお休みになる頃だ。
そう、僕は毎日読み聞かせをしている。
~40秒~ノックの音
「カトリーヌ様。失礼します」
「本日も読み聞かせに参りました」
そう言うと、彼女は、ぱあっと表情(かお)を明るくさせ、嬉しそうに満面の笑みを見せる。
いつもこれくらい素直だといいんだけどな。(苦笑)
「本日のお話は……あ、ちょ、ちょっと」
カトリーヌ様は、いくつか持ってきた本をベッドの上いっぱいに広げ、どれにしようかなぁ、と悩んでいる。
やれやれ…
「カトリーヌ様?本日はですね、」
待って!と少々ご機嫌を悪くさせたようだ。
暫くその様子を眺めていると。
表情を変え、これにするわ!と楽しげにこちらに見せてきた。
「カトリーヌ様は本当にそちらの本がお好きなんですね」
相変わらずだな、そんな事を思いながら、僕はタイトルを読み上げ、1ページ目を開いた。
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幼少期から主に仕えてる執事の、ちょっとしたお話。
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