長編朗読台本【世界の種】 第十六回
お名前をどうぞ 台本: かきつばた。
長編朗読台本【世界の種】 第十六回
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長編朗読台本【世界の種】
ジャンル:ファンタジー
人数:一人
声劇ユニット『かきつばた。』著
針を止める 中篇②
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【登場人物】
筑紫春樹(ちくしはるき)
男性 大学生
【コラボ条件】
◎台本をお使いになる際は拍手をお願いします。
◎コメントは必須ではありません。
コメントありがとうございます。
◎サウンドを投稿する際は下記タグを消さず投稿してください。
お手数ですが、よろしくお願いします。
【続話】
長編声劇台本「世界の種」 台本: かきつばた。
①https://nana-music.com/playlists/3189339
② https://nana-music.com/playlists/3214761
【コラボして下さった方】
◎プレイリスト
長編声劇台本「世界の種」コラボさま
①https://nana-music.com/playlists/3189386
長編声劇台本「世界の種」コラボさま2
②https://nana-music.com/playlists/3202483
※台本が読みにくくなるのを防ぐため、前回までのあらすじ等は割愛させて頂きました。以前の台本を追って、ご確認下さい。
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(台詞)
筑紫春樹 独白(モノローグ)
こればかりは強制するわけにもいかず、見守ることしかできないのが歯がゆかった。
同じ部屋に入院している子たちとは話が合わない。
彼らは少し可哀想で接するのが怖いと口にしているのを聞いた。
確か、看護師相手に話していたのだと思う。
里桜の入院している小山田記念病院には、多くの診療科がある。
近辺では最も多い病床を抱えているので、小児科に入院している子どもも多かった。
病院には、入院する前の健康な状態にある自分が返ってくると妄信している人間が多い。
だから生活自体も受動的で、医者が病を治してくれるまで、ただ横になって時間を潰している。
少なくとも、里桜の目にはそう映っていたようだ。
足を骨折してしまった、虫垂炎(ちゅうすいえん)で手術をした。
そんなほぼ完全な状態で退院することが出来る子どもは、そのような気持ちを持っていて然るべきであろう。
自分が同じ立場でもそう考えると思う。
(第十七話に続く)
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文章編集 かみな。
サウンド編集 ももつばき。
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