長編朗読台本【世界の種】 第十四回
お名前をどうぞ 台本: かきつばた。
長編朗読台本【世界の種】 第十四回
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長編朗読台本【世界の種】
ジャンル:ファンタジー
人数:一人
声劇ユニット『かきつばた。』著
針を止める 前編
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【登場人物】
筑紫春樹(ちくしはるき)
男性 大学生
【コラボ条件】
◎台本をお使いになる際は拍手をお願いします。
◎コメントは必須ではありません。
コメントありがとうございます。
◎サウンドを投稿する際は下記タグを消さず投稿してください。
お手数ですが、よろしくお願いします。
【続話】
長編声劇台本「世界の種」 台本: かきつばた。
①https://nana-music.com/playlists/3189339
② https://nana-music.com/playlists/3214761
【コラボして下さった方】
◎プレイリスト
長編声劇台本「世界の種」コラボさま
①https://nana-music.com/playlists/3189386
長編声劇台本「世界の種」コラボさま2
②https://nana-music.com/playlists/3202483
※台本が読みにくくなるのを防ぐため、前回までのあらすじ等は割愛させて頂きました。以前の台本を追って、ご確認下さい。
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(台詞)
筑紫春樹 独白(モノローグ)
俺はいつも右手に腕時計をつけている。
右手でなければならない理由もなし、左手につけなければならない理由もない。
その時計の短い針は9と10の中間を指し、長い針は9辺りを指している。
この時間はまだ家を出て大学へ向かう最中だったはずだ。
18時前には病院につく、と里桜と約束したはずだ。
18時まではまだ8時間余りある。
焦らなくていい。まだ大丈夫だ。
だが、なぜだろう。俺は焦っている。
一秒でも早く里桜の元へ行ってやりたい。
俺が大学を出たのはたしかに昼過ぎだったはずだ。
やはり、何かがおかしい。
はやく、はやく里桜に会いに行ってやらなければ。
(第十五話に続く)
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文章編集 かみな。
サウンド編集 ももつばき。
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